からあげグランプリ・最高金賞6回受賞のお取り寄せからあげとは

待つこと数日。冷凍状態で到着! 味付け鶏肉と衣用の片栗粉が入っています。冷蔵庫でひと晩かけてゆっくりと解凍し、翌日、同梱の調理方法に従って調理してみます。手順は下の通りです。
ボウルに味付け鶏肉を移す⇒付属の片栗粉をまぶす⇒ザルで余分な粉を払い落とす⇒180℃の油で約4分揚げる
なんとも手軽で嬉しいですね。

肉は見ての通り、美しいピンク色で、やや皮が多めな印象。からあげではこの皮が食感と旨みに重要な役割を果たしてくれます。粉を付けたあと、皮を広げて、肉を包み込むようにして丸めてみます。
家庭用の電気フライヤーで2~3個ずつ揚げていきます。一度にたくさん投入すると油の温度が下がってしまいます。ときどき空気に触れさせながら、4分ほどかけて揚げました。さあ、実食です!

サイズはやや大ぶり。いざ口にすると、サックサクの衣が清々しい音を響かせます。吸油性の低い片栗粉だからこその食感かもしれません。そしてのどから鼻に抜けていく醤油の香ばしい風味がいい。
肉に思いっきり歯を入れていくと、大量の肉汁があふれ出してきます。肉の旨みがたっぷりと含まれた肉汁が、もはや洪水のようにみなぎり、口の中が「ヤケド注意報発令中」です。自宅にいながら、ここまでのからあげを楽しめるとは!

大きめのからあげなので、ひと口で食べきるのは不可能です。半分くらいに噛み切って、口の中でアツアツのホクホクした感じを楽しむと、思わず口から「うめぇ~!」とため息まじりの声が出てしまうほど。皮部分もしっかり揚がっています。「ガリッ!」「ジャリッ!」という音がいい。皮+肉+衣。明らかに歯ざわりが違う三者が、食感の三重奏を奏でています。最高!
あまりの美味しさに、500gをあっという間に平らげてしまった筆者。けっこうな量でしたが、物足りなさを感じてしまうほどの旨さでした。これはさらにハマッてしまいそうです。みなさんも家飲みのお供にいかがでしょうか?
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。