一番美味しかった「ノエル ドゥ TSH」

今回試食したなかでの筆者のイチオシは、東京ステーションホテルが販売する「Noel de TSH(ノエル ドゥ TSH)」。アプリコット、洋梨、ピスタチオ、ビスキュイショコラの4層を、柚子の香りが立つホワイトチョコのムースで包んだホールケーキです。
フルーツの酸味や甘み、ピスタチオの香ばしさ、ビスキュイショコラの濃厚さを段階的に感じさせつつ、最後に柚子の爽やかな香りがこれらをひとつにまとめ上げる、繊細かつ複雑な味わい。使っている素材は洋のものばかりなのに、どことなく和の味わいを感じる不思議な一品です。
チョコ好きはこれを選ぶべし! 「COCOA NOIR by MAISON CACAO」

次にご紹介するのは、鎌倉発祥のアロマ生チョコレート専門店『MAISON CACAO(メゾン カカオ)』の「COCOA NOIR by MAISON CACAO(カカオ ノワール バイ メゾン カカオ)」。「チョコレートそのものよりチョコレートを感じるケーキ」がコンセプトで、コロンビア産チョコレートの濃厚さを堪能できます。
口の中でしゅわっと溶けるアーモンドミルクのムースや、ほろ苦いキャラメルチョコレートのカスタードは甘さ控えめな大人の味わい。チョコレートケーキは重たいイメージがあるかもしれませんが、こちらは口溶けがふわっと軽く、最後まで飽きずに食べられました。
あのルタオからは「ノエルピスターシュ」が登場

12月20日~25日まで期間限定で出店する小樽洋菓子舗ルタオでは、ピスタチオをふんだんに使用した「ノエルピスターシュ」を味わえます。
グリオットチェリーのムースとダークショコラのスポンジをピスタチオのムースでサンドし、ピスタチオクリームやグラサージュで飾り付けしたまさにピスタチオ尽くしの一品です。ピスタチオの深いコクとグリオットチェリーの爽やかな酸味が絶妙な組み合わせ。鮮やかな緑がなんとも美しいですね。
帝国ホテルの「テクスチュール」は赤が食卓に映える

帝国ホテルが販売する「テクスチュール」も見逃せません。こちらは、フランボワーズムースとピスタチオのスポンジ、アーモンド風味のスポンジを重ね、その上にジュレ・ルージュやベリーをトッピングした華やかな見た目のケーキ。
フランボワーズのきゅんとした甘酸っぱさがクセになり、つい手を伸ばしてしまいます。アルコール不使用なので、子どもでも安心して食べられますよ。