レトルトパックでお取り寄せ可能

ひげちょうルーローハンを検索すると、日本語の公式サイトが出てきます。そう、ひげちょうは日本にもお店があるんです! ただし、場所は石川県。金沢工大店とイオン御経塚店に1店舗ずつの計2店舗。かつては渋谷や六本木などにもあったようですが、残念ながら閉店しています。

サイトをよく見てみると……通販を発見! そう、ひげちょうルーローハンはレトルトパックの通販を展開しているんです。善は急げと5袋入りのレギュラーセットを注文。お米とオリジナル椀が付くセットもあるので、お椀が欲しい人はそちらも狙い目です。

1人前100gが5袋入って2100円、送料込みだと2980円でした。1袋あたり596円なので量の割には少し割高かなという印象ですが、台湾や北陸に行かずに自宅で食べられるなら許容範囲です。
台湾のルーローハンと同じ味なのか実食!

さっそくパックごと湯煎で温めてみることにしました。1袋でごはん1杯(250g)が目安なので、白ごはんも用意します。
こちらが完成したルーローハンです。こうして見ると、台湾のひげちょうは豚肉が細切りだったのに対し、パウチのものは少し肉が細かいですね。

食べてみて感じたのが、かなり油分が多いことです。購入時に「油が気になる方がレトルト開封後に表面に浮いている油をお捨てください」とメモが付いていたのですが、思った以上にこってりしています。油にコクがあるので、本家よりもジャンクな感じがして、これはこれでアリかも。

ちなみに、この油を炒めものに使うと香りやコクが増すそうです。そういえば、台湾のひげちょうで鶏肉飯(ジーローハン)も食べましたが、蒸し鶏をこの油で和えて、少し甘めのタレをかければそれっぽくなるかもしれません。

台湾で食べたひげちょうの味と比べると、まったく同じ……というわけではなく、やはり台湾のほうが八角の効かせ方が強かったように思います。八角が好きな筆者としては、物足りなさを感じたのが正直なところ。
しかし、お取り寄せしたものも甘辛い味付け自体はごはんによく合いますし、八角ビギナーも食べやすいルーローハンであることは間違いありません。ぜひ日本と台湾のルーローハンを食べ比べてみてください!
●DATA
ひげ張魯肉飯(ひげ/上部「髟」下部「此」と鬚の2文字)
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。