麺を茹でて付属のパスタソースをかけるだけでOK
BASE PASTAにはお試しセットが用意されています。今回紹介するのは、以前販売されていたセットなので、現在販売されているものとはセット内容が少し異なります。

BASE PASTAは、栄養士が食事指導に使う「食事摂取基準」をもとに、バランスを計算して作られています。パスタといえば糖質が高い食品ですが、BASE PASTAなら糖質を抑えながら、1食で1日に必要な栄養素の3分の1が摂取できるそうです。

食べ方は簡単で、フィットチーネタイプなら2分間、細麺タイプなら1分間熱湯で茹でます。お湯を切ったらお皿に盛り付け、別に温めておいたパスタソースをかけるだけで食べられるんです。

実際に食べてみると、麺は噛みごたえがあり、パスタというよりは蕎麦に近い印象を受けます。味わいも非常に独特で、パスタの味を期待して食べるとがっかりするかもしれませんが、別の料理だと思って食べると、これはこれでおいしく思えてくるはず。

即席タイプはオフィスでのランチにぴったり
オフィスなどで麺を茹でるのが難しいなら、即席カップパスタ「BASE PASTA quick」を選ぶといいでしょう。味は「濃厚エビクリーム」と「バジル香りジェノベーゼ」の2種類で、カップに入った麺にお湯をかけて3分待つだけで作れます。

濃厚エビクリームを食べて感じたのが、この麺には比較的濃いめの味付けのソースが合うということ。ネットでの評判を見ていると、濃厚エビクリームよりもジェノベーゼのほうがおいしいという声もありましたが、個人的には濃厚エビクリームもエビの旨みが活きていておいしく感じました。

麺のアップデートで「BASE RAMEN」が登場
2018年12月10日に発売されたばかりの「BASE RAMENセット」は、『ラーメン凪』とのコラボにより誕生しました。今回、BASE PASTAに3度目となる改良を加えたことで、パスタだけでなくラーメンとしてもおいしく食べられるようになったそうです。

改良された麺は、よりもっちりして切れにくく、内容量を調整しています。1食に必要な29種類の栄養素はそのままで、カロリーと糖質をより抑えたそうです。また、以前はプチプチの食感を楽しむために粒のまま練り込んでいたチアシードが粉末になったのも大きな変化といえます。

まずはラーメン凪監修のスープから。熱湯240ccのお湯でスープを薄め、茹でた麺を入れ、最後に付属の粉末をかければ完成です。

ひと口食べてみると、想像以上にスープにパンチが効いています。健康志向のラーメンはスープが薄味のイメージがあるので、このこってりさはすごい! スープはとろみがあるので、麺にもよく絡みます。
ラーメンの麺とは別物なのですが、スープの味がこれだけ強いと、ラーメンを食べているような気分になります。以前パスタとして食べたときよりも麺のボソボソ感は格段に減っており、BASE PASTA特有の香りもそこまで気になりません。以前の麺を食べて「BASE PASTAは無理かも」と思った人でも、これなら食べられるはず!

豚骨醤油スープのラーメンも食べてみましたが、先ほどのラーメン凪のスープが濃厚だったので、こちらは少し物足りないような気がしました。豚骨、鶏ガラ、昆布、椎茸などのうまみをぎゅっと濃縮したスープで、健康的な豚骨醤油ですね。

BASE PASTAなら必要な栄養素がきちんと摂取できるというのが最大の強み。また、パスタとラーメンの両方を食べて感じましたが、腹持ちがいいのもこの麺のいいところです。1食分が1袋になっているので食べ過ぎる心配もないですし、「これだけで足りるかな?」と最初は心配だったのですが、食べ終える頃にはお腹がいっぱいになるので、間食を減らせそうな気がします。
ひとつ問題を挙げるとすれば、長期的に続けるにはコストがやや高めということでしょう。とはいえ、糖質を控えた食事を意識する人が多いこの時代。大好きなパスタやラーメンを食べるときの罪悪感をできるだけなくし、ストレスなく健康的な食生活を送りたい人にとっては、BASE PASTA&BASE RAMENは心強い味方になること間違いなしです!
●DATA
ベースフード
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。