京都らしいお茶のゼリーはデザートにぴったり
ひんやりしたスイーツが食べたいなら、『中村藤吉本店』の「生茶ゼリィ」はいかがでしょうか。宇治で160年以上続く老舗の銘茶店が手がける、抹茶を使ったあんみつのようなゼリーは、ほかではなかなか食べられないレアなおやつです。

口に運ぶと抹茶の旨みがしっかり感じられ、苦みや渋みはほとんどありません。甘さも控えめなので、普段は甘いものをあまり食べない人にも良さそうです。

ただし、生茶ゼリィは要冷蔵で、持ち運び時間は3時間となっているので、できるだけ早く食べるべきおやつなんです。宇治の本店に行くのは大変ですし、京都駅で買えるのはありがたいものですね。
関西人ならみんな知ってる「ぼんち揚」と「カール うすあじ」
東京に暮らしていると、たまに食べたくなるのが「ぼんち揚」と「カール うすあじ」です。いずれも西日本で売られているスナック菓子。京都以外でも買えるのですが、「あ、食べ忘れた!」というときに最後に買えるのが改札内のキオスクなんです。
ぼんち揚は、歌舞伎揚によく似ているのですが、歌舞伎揚よりもだしがきいていて、少しあっさりした印象です。

また、東京の人に「うす味って何の味なの?」と言われるカールのうすあじですが、こちらもかつおだしと昆布だしがベースとなっていて、オンリーワンな味付けなんです。

新幹線でビールを飲むときのおつまみにしてもいいですし、かさばる点さえ気にしなければ、お土産として持ち帰るのもアリ。
人気店のお土産を並ばずに買える京都駅改札内のキオスク。慌ただしい京都滞在のときにはぜひ立ち寄ってみてください。
●著者プロフィール
取材・文/今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。京都生まれ。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。