栗本来の味を楽しめる「茨城県産和栗の栗きんとん」

シャトレーゼの和菓子がなぜ、人気を呼んでいるのか? それは「素材にこだわりながらも、安価で美味しい」こと。水が美味しい場所に工場を構え、優れた材料を見極めて様々な生産者から直接仕入れる。こうして、素材を生かした上品な味のスイーツが出来上がっているんですね。さらに言えば、話題のスイーツをシャトレーゼ流に作り上げている点でしょうか。
例えばこちら。秋の味覚、栗を使った「茨城県産和栗の栗きんとん」。岐阜県に伝わる人気の和スイーツにとてもよく似ていますよね。
茨城県産和栗ペーストを使用した自家炊きの栗あんを茶巾絞りしていて、素朴だけど食材本来の味を楽しめる本格的な和菓子です。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/10/20231022-shatoresewagashi03.jpg)
なめらかな口当たりの栗あんの中に入っている刻み栗は、食感が楽しいだけではなく、栗あんの風味をより引き出しています。想像していたよりもずっと甘さ控えめで、和栗本来の味と香りが楽しめます。
シンプルな味わいですが、くどさがなく食べ飽きません。1つ194円と『シャトレーゼ』の商品の中では高級な値段ですが、栗好きならぜひ一度味わっていただきたい逸品です。
香ばしい風味が鼻腔をくすぐる「粗搗き大福 くるみ醤油」

一見、焼きおにぎりにも見えるこちらの和菓子は「粗搗き(あらつき)大福 くるみ醤油」。袋を開けた瞬間、醤油のいい香りが広がります。2種類の醤油パウダーを使用しているのだとか。粒あんの中に忍ばせているのは、ローストしたくるみで、大福全体の香ばしさを際立たせています。こんがりとした焼き目も食欲をそそります。

生地には北海道産はくちょうもち米を使用することで、「粗搗き」という名前の通り、米の粒感がそのまま残っており、まるでおはぎのような生地になっています。米の存在感抜群で、もっちりとした弾力があります。
中にぎっしり詰まった粒あんは、くるみのシャクシャクとした歯ごたえが面白く、クセになる食感。粒あんの甘みと醤油の塩気も絶妙なバランスに仕上げられており、これが108円で食べられるなんて驚きを隠せません。
求肥がとろ~り! 黒糖の味が濃い「沖縄県産黒糖どらやき 餅入り」

どら焼きのラインナップが豊富な『シャトレーゼ』ですが、その中で今回ピックアップしたのは「沖縄県産黒糖どらやき 餅入り」。沖縄県産黒糖と国産きな粉入り粒あんに、求肥を挟んだ食べ応えのあるどら焼きです。

ふんわりした生地の中にもちもちとした求肥が入っています。卵白と卵黄を別立てで仕込み、高温でじっくり焼き上げてることで、この軽い口どけが実現できたそう。
蜂蜜の風味も豊かで、カステラを食べているかのような贅沢感。黒糖あんも食べ進めるごとに黒糖のやさしい甘さと、コクのある奥深い味を感じられます。濃いめの緑茶やほうじ茶と合いますよ。
調査結果
実際に味わって食べてみると、素材や製法などに独自のこだわりを持っているのが伺えます。自家炊きのあんはもちろん、大福やどら焼きの皮など一つひとつが主役級の美味しさで満足度が非常に高く、人気なのも頷けます。日持ちする商品も多いので、贈り物に喜ばれること間違いなし!
(撮影・文◎あらきた)