口コミで全国に広まったモダンな味わいの芋焼酎
黒地に赤の印象的な筆文字、伝説の名馬の名を冠した銘。薩州濵田屋伝兵衛「薩州 赤兎馬」を、誰もが一度は目にしたことがあるだろう。それはこだわりある料理屋のテーブルだったかもしれない。あるいは落ち着いたバーのカウンターだったかもしれない。限られたシーンで目に映るのは、この酒が限られた店にしか卸されない芋焼酎がゆえ。だからこそ、この「薩州 赤兎馬」には、日常を少しだけ贅沢に彩る、“プチ”プレミア感があるのだろう。
「薩州 赤兎馬」が世に登場したのは、今からおよそ20年前のこと。芋の存在感がどっしりと主張する芋焼酎が主流だった当時、クリアな味わいと華やかな香りを持つこの酒は、異端といわれることもあった。しかし薩州濵田屋伝兵衛の信念はぶれることがなかった。芋本来のほのかな甘み、ライトな飲み口と鼻に抜ける香り、食中酒としても楽しめる軽やかさ。穏やかな白麹と、鹿児島の新鮮なサツマイモ「黄金千貫」、冠嶽湧水の軟水で仕込み、熟成と濾過にこだわりたどりつく本格派の個性は、やがてその名を全国に知らしめることになる。ロックでも軽やかで、食中酒としてもおいしく味わえる芋焼酎がある、と。
そして現在、「薩州 赤兎馬」がこれほど全国に浸透しているのは、この個性が人々に受け入れられたからにほかならない。飲みやすく、香りよく、旨み豊かで、ちょっとプレミアム。たとえば仕事が少しうまくいった日。たとえば予期せぬ幸運に巡り会えた日。少しだけ良いことがあった日の晩酌に、これほどふさわしい酒はない。
「薩州 赤兎馬」
冠嶽の湧き水を割り水に使用した、優しくまろやかな味わいが特徴。特殊な濾過方法により、クリアで淡麗な味わいの中に、芋焼酎本来の重厚でコク深い味わいも潜んでいる。
もうひとつの赤兎馬「紫の赤兎馬」
原料にフルーティな紫芋を使用。「赤兎馬」シリーズ独自の濾過方法により、クリアな味わいの中から華やかな香りが立ち上がるだけでなく、甘くふくよかな味わいも実現している。
「薩州 赤兎馬」磨きあげられた旨さの秘密
熟成と濾過にこだわり、まるで刃物を研ぎ澄ますように味わいはクリア。さらに秘伝の製法により、コクや華やかな香りはそのまま。すっきりした透明感がありつつ、芋焼酎の持ち味を残すことに成功している。
適度な糖度とフルーティな香りが特徴の鹿児島県産サツマイモ「黄金千貫」。丁寧に焼酎にすることで、上品な甘みと華やかな香りが際立つ。
米麹の一種・白麹で仕立てる酒の特徴は、すっきりクリア、かつ柔らかくマイルドな味。「黄金千貫」の上品な甘みと合わさり、独特の風味を生む。
鹿児島県西部にそびえる霊峰・冠嶽。その地下を潜り、大地に濾過された冠嶽湧水を使用して仕込む。まろやかな軟水が味の決め手。
コラムニスト・中村孝則さんも納得の一杯
シルキーな舌触りの奥にも、コクやフレーバーからは確かな芋の存在。クリアでいながら味わい深い、モダンな造りの焼酎ですね。豚角煮などのちょっとコクのある料理はもちろん、刺身や鮨に合いますね。そういう意味では守備範囲の広い味わいだと思います。これからの時期は出汁の旨みがある鍋料理にもぴったりですね。
まず柔らかい口当たりがあり、次いで華やかな香りが広がり最後に甘みの余韻が残る。本格芋焼酎「薩州 赤兎馬」。そのクリアで上質な味わいかつ、ロックでも美味しい軽やかさは毎日の晩餐を、少しだけ贅沢に彩ってくれるはずだ。
●DATA
「薩州 赤兎馬」
TEL:0996-21-5260(薩州濵田屋伝兵衛)
https://www.sekitoba.co.jp/
※飲酒は20歳から。飲酒運転は法律で禁じられています。飲酒は適量を。妊娠中や授乳中の飲酒はお控えください。