2025年の東京BESTラーメン7軒。ラーメン官僚が太鼓判を押す至極の名杯たち

豚骨清湯の魅力が堪能できる「ラーメンGINZA TON BOX」(銀座)

10/7にオープンしたのが『ラーメンGINZA TON BOX』。三ノ輪の名店中の名店『ラーメン屋トイ・ボックス』の店主・山上氏が監修した1杯を提供する新店だ。

場所は銀座駅からほど近い銀座6丁目。『TRYラーメン大賞』で殿堂入りを果たした『トイ・ボックス』の血脈を宿したラーメンが銀座で堪能できる。これは、25年下期の東京ラーメントピックの中でも超大型の部類に入るだろう。

現在、同店が繰り出す麺メニューは、「醤油ラーメン」、「塩ラーメン」、及びそのバリエーション。開業時は、「醤油ラーメン」のみを提供していたが、試行錯誤を経て、つい先般、ようやく「塩ラーメン」がお披露目された。

私は通常、オススメを1品に絞り込むが、同店の「醤油ラーメン」と「塩ラーメン」は、本当に甲乙付けがたい。共に、麺量がさほど多いわけではないので、可能であれば、2品を連食していただきたい。

「醤油ラーメン」は、快楽中枢の扉をこじ開ける余韻深きカエシが、食べ手の味覚中枢に深い印象を刻み込む一杯。

醤油ラーメン
醤油ラーメン

カエシは山上氏からの直伝で、スープの素材を鶏から豚に替えても、凛然と冴えわたる。端整でふくよかな豚の風味が、味嗅覚を恍惚感で溶かし、一度、レンゲを手に取ったが最後、丼を空けてしまうことは必定の理だ。

後発の「塩ラーメン」のクオリティも、「醤油」に負けずとも劣らない。厚みと華やかさを兼ね備えた塩ダレが、豚の深いコクと粒子レベルで交ざり合い、「豚骨塩清湯」として、比類なき高みへと到達している。

ただウマいだけでなく、テイストの随所に山上氏らしさが感じられる点も、大きな強み。豚という素材が持ち合わせる魅力を、徹底的に引き出した1杯だ。

●DATA

住:東京都中央区銀座6-3-5 第一高橋ビル1F
営:11時〜15時(14時LO)、17時〜22時(21時半LO)
休:月・祝翌日
アクセス:地下鉄銀座駅C2出口より徒歩5分