
●アルゼンチンを代表する老舗ワイナリー『Graffigna』の主力ラインである「ジェニュイン・コレクション」を「リザーヴシリーズ」として刷新。神泉のアルゼンチン料理レストラン『コスタ・ラティーナ』で開催された試飲会の様子をレポートします。
アルゼンチンを代表する老舗ワイナリー『Graffigna(以下:グラフィーニャ)』の主力ラインである「ジェニュイン・コレクション」を「リザーヴシリーズ」として刷新しました。
東京・神泉のアルゼンチン料理レストラン『コスタ・ラティーナ』で開催された試飲会では、日本担当輸出マネージャーのホアキン・マウシエさんが来日し、ブランドの150年におよぶ歴史と、新たなボトルデザイン、そして味わいについて語りました。
世界に誇る「G」のアイコン、よりラグジュアリーに進化

新ラベルは、深いネイビーを基調に、金箔のエンボスラインとアイボリーの質感を組み合わせた上品なデザインが特徴。よりブランド性が際立ちラグジュアリーな印象を受けます。

マウシエさんは、「ワインの中身だけでなく、ボトルを手にした瞬間から体験が始まるようにしたかった。この新ラベルには、グラフィーニャの歴史、誇り、そして革新への意志が込められています」と語りました。
『グラフィーニャ』は、1870年にイタリア移民のサンティアゴ・グラフィーニャ氏が、アルゼンチン・サン・ファン州で創業したワイナリーです。同国で3番目に古い歴史を持ち、アルゼンチンワインの礎を築いた存在として知られます。
2019年にはチリ最大級のVSPTワイングループの傘下に入り、国際的な品質基準とネットワークを得て、アルゼンチンの伝統を世界に伝えるブランドとして新たなステージへと歩みを進める注目のワイナリーです。

この度、刷新された「リザーヴシリーズ」は、厳選されたブドウの区画を使用し、よりピュアな果実味と洗練された酸を追求。アルコールや樽香を抑え、モダンでエレガントな味わいに仕上げられています。

乾杯の一杯目にいただいた「グラフィーニャ リザーヴ シャルドネ」は、白い花やトロピカルフルーツの香りと、柔らかな酸、ほのかな樽香が調和します。魚介はもちろん、「エンパナーダ」のような前菜とも相性がピッタリ。



「グラフィーニャ リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン」は、カシスやブラックペッパーの香り。骨格のある味わいながら酸が引き締め、余韻は爽やか。力強い赤身肉との相性がとても良かったです。

炭火の香ばしさと肉肉しい味わい、そこに果実香が交じり合い、会場をアルゼンチン一色に。料理とワインのペアリングがバチっとあったときの感動は形容しがたいものがあります。
『グラフィーニャ リザーヴ マルベック』(写真左)は、標高1200mの高地で栽培されたブドウを使用。ブラックベリーやカカオの香りが複雑に重なります。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/10/20251107graffigna10.jpg)
従来のイメージにある重厚なスタイルから一歩進み、150年の歴史を礎にしながらも、今のアルゼンチンを映す軽やかさとバランス。より繊細に、料理に寄り添う味わいへと進化していました。
ちなみに会場となった『コスタ・ラティーナ』は、神泉駅から徒歩7分ほどの静かな住宅街に佇む一軒家レストラン。炭火で焼き上げるアルゼンチン式バーベキュー「アサード」や、揚げ生地に牛肉を包んだ「エンパナーダ」など、本格的なアルゼンチンの郷土料理を楽しめる、東京屈指の名店ですので、こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
(撮影・文亀井亜衣子)
●DATA
株式会社都光
https://www.toko-t.co.jp/





