刃物メーカーの本気の切れ味「関孫六 オールステンレス 鋭角ピーラー 極刃」

まずはおなじみのT型ピーラーから。国内の刃物メーカー『貝印株式会社』の「関孫六」シリーズから発売している「関孫六 オールステンレス 鋭角ピーラー 極刃」です。

特徴的なのは、刃を斜め20度にした鋭角設計。力を入れなくてもスッと刃が入り、撫でるような感覚で皮を薄く、滑らかに剥くことが可能です。

ちなみに、著者がかれこれ10年ほど使い続けているピーラーと比較すると、断面が薄く、滑らかに切れているのが一目瞭然。きゅうりのでこぼこもまるで無いもののように、引っ掛かりもなく、するっと切れます。調理をするときのプチストレスが解消されるような心地よさ。

T型ピーラーはきゅうり、だいこんなど広範囲に剝きたい食材や、ニンジンやキャベツの薄切りにも重宝します。
縦型ピーラーの「ツヴィリング ツインキュイジーヌ ピーラー」

ドイツの名門『Zwilling J.A. Henckels(ツヴィリング)』が手がける「ツインキュイジーヌ ピーラー」は、ヨーロッパではおなじみの縦型ピーラーです。特殊刃物鋼を使った刃は切れ味が鋭く、濡れた手でも滑りにくいのが特徴です。

縦型は、じゃがいも、にんじん、りんごなど丸みのある食材の皮を剥くのが得意です。T型は刃が動きますが、縦型は固定されているので細かく動かせます。先端のとがった部分では、じゃがいもの芽取りもできます。
![小回りが利くので、手が小さい人でも扱いやすい [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/05/20250508-peeler08.jpg)
縦型の使い勝手を知ってしまうと、なんでもこれで切りたくなってしまうほど。「ツインキュイジーヌ ピーラー」は切れ味も良いので、キウイなど柔らかめの食材でも安心して切れます。

T型と縦型とで使い分けることによって、余計な労力をかけず食材の下準備ができ、出来栄えも美しくなります。面が広い食材にはT型を、丸い食材や細かい作業には縦型を使って、日々の料理を快適にしてみませんか。
(撮影・文◎亀井亜衣子)