京都の春はここで決まり! 人気の桜スポット「平野神社」と老舗の和菓子をめぐる旅

創業88年の和菓子屋『京菓子司 笹屋守栄』でおみやげも

平野神社から徒歩6分
平野神社から徒歩6分

 お花見を楽しんだあとは、美味しい和菓子を求めて昭和12年創業の『京菓子司 笹屋守栄(ささやもりえ)』へ。同店と平野神社は深い関わりがあり、境内の桜を使って作った桜羊羹「平野の桜」はお茶席でも提供されています。

 店内には、厳選した食材を使った季節を感じる京菓子がずらり。周辺にある「金閣寺」や「わら天神宮」といった名所に由来した菓子も並んでいました。

手土産にぴったり! 名物の「うぶ餅」

1個160円
1個160円

 今回購入したのは、創業当時から販売されている名物の「うぶ餅」。赤ちゃんのほっぺたのようにやわらかい求肥に、自家製こし餡と甘納豆をまぜてきな粉をまぶしたものです。包装紙や化粧箱には堂本印象画伯、三輪晃久画伯といった、京都を代表する日本画家の作品が描かれています。

第25回全国菓子大博覧会・兵庫 金賞受賞
第25回全国菓子大博覧会・兵庫 金賞受賞

 材料や製法にこだわっていて、甘納豆には京都丹波産の大納言小豆を使用。5日間かけて丁寧に炊き上げ、蜜漬けしています。きな粉は国産大豆をじっくり炒って自家製粉。砂糖を一切使っていないため、大豆本来の甘さと香りが引き立ちます。

 一口食べると、もっちりとやわらかい求肥となめらかなこし餡、ホクホクした甘納豆、香ばしいきな粉の風味が広がります。しっかりとした甘さで濃いめの日本茶と相性抜群でした。

京都の桜と和菓子巡り

 美しい桜に癒されて、御神木と餅鉄で運気をアップ。やわらかく甘いうぶ餅を食べれば、心も体も満たされます。五感で春を楽しむ旅に出かけてみませんか?

(撮影・文◎安達春香)

●SHOP INFO
京菓子司 笹屋守栄

住:京都府 京都市北区衣笠天神森町38
TEL:075-463-0338
営:9:00~17:30
休:水曜日/第二・第四の火曜日、水曜日は連休(行事等により変更になる場合があります)
https://sasayamorie.com/about