【京都】“おはぎ”の名店が復活。『小多福』の色とりどりの新しくてどこか懐かしい「おはぎ」たち

実はイートインもできる小多福のおはぎ

テーブルもイスもあってパッと買ってサッと食べるのにも最適
テーブルもイスもあってパッと買ってサッと食べるのにも最適

 ちなみにこちらの小多福、基本はテイクアウト販売となっていますが、敷地内に小さなイートインスペースがあるので、買ってすぐ食べることもできます。

 ご当地グルメはその場で食べたいですが、食べ終わった容器を持ち歩くのは大変ですし、この配慮は旅行者にとってはありがたいですね。イートインということで、せっかくなのでドリンクも付けました。

ピスタチオ 280円、青のり古代米 250円、抹茶ラテ 600円
ピスタチオ 280円、青のり古代米 250円、抹茶ラテ 600円

 イートイン用に注文したおはぎはピスタチオと青のり古代米。

 ピスタチオは代が替わったのを象徴するような変わり種のおはぎ。香ばしくローストしたピスタチオ入りの白あんは、まったりと濃厚な甘さのしっとりした口あたりで、お米のもっちり食感と相性がいい。

 先代のお店でも梅味のおはぎなどもあってバリエーション豊富でしたが、代替わりした2代目小多福はさらにパワーアップしています。

お豆腐屋さんの豆乳ラテでほっこり
お豆腐屋さんの豆乳ラテでほっこり

 ドリンクに選んだのは、抹茶豆乳ラテ。実は2代目はそもそもお豆腐屋ということで豆乳ラテも絶品でした。クリーミーで仄かな甘さの豆乳と抹茶のほろ苦さ、おはぎの甘さなどが絶妙なんです。

色合いも形もこだわった小さなおはぎたち

左上から時計回りに京抹茶 260円、きな粉230円、ほうじ茶 280円、縁喜米250円、西京味噌 260円、粒あん230円
左上から時計回りに京抹茶 260円、きな粉230円、ほうじ茶 280円、縁喜米250円、西京味噌 260円、粒あん230円

 手土産用に6個入りを購入したのですが、この小さくてコロコロとカラフルな小さいおはぎは、見ているだけで幸せな気持ちになります。

 香ばしくてサッパリした甘みが魅力のほうじ茶、すりごまの掛かった西京味噌、ツートンのカラーがかわいい抹茶の香る京抹茶、赤米の上に梅がん9って甘酸っぱさがクセになる縁喜米、変わり種の定番である香ばしいきな粉など一つ食べるごとにさまざまな楽しさがある本当に色々なラインナップ。

特にハマったおはぎ「西京味噌」

味噌のコクとはじける食感が懐かしいけど新感覚な西京味噌のおはぎ
味噌のコクとはじける食感が懐かしいけど新感覚な西京味噌のおはぎ

 個人的に特にハマったのが、西京味噌。味噌の風味にプチっとしたすりごまの食感がアクセントになっていて京都らしさと斬新さが見事に共存していました。

カラフルなおはぎもいいけど、やっぱり粒あんも美味 [食楽web]
カラフルなおはぎもいいけど、やっぱり粒あんも美味 [食楽web]

 それらのカラフルおはぎの中にあっても絶対王者の粒あん。おはぎの代名詞的な存在のテイストで、先代の小多福から続く甘みの強い優しい味わい。いろいろバリエーションがあってもスタンダードな粒あんのおはぎがちゃんとおいしいと信頼感もグッとアップしますね。

 誰が行っても自分にピッタリなおはぎと出会える小多福。京都を訪れる際にはぜひ立ち寄りたい和スイーツショップとなっています。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO
小多福(おたふく)

住:京都府京都市東山区下弁天町51-4
TEL:090-7908-5111
営:11:00 ~ 17:00
休:月・火曜
https://otafuku-ohagi.com/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。