【大阪天満】昭和の風情が残る街へ！絶対に外せない老舗グルメ＆スポットを巡る旅

Netflixのドキュメンタリー番組にも登場！ 世界中で有名なたこ焼きの名店『うまい屋』

　昭和28年創業の『たこ焼き うまい屋』は、Netflixのドキュメンタリー番組『ストリート・グルメを求めて：アジア』で紹介された、外国人観光客からも大人気のお店。焼き場の奥にあるイートインスペースで出来立てが食べられます。

　看板メニューの「たこ焼き」は、マヨネーズや青のり、削り節などのトッピングを一切使わないのが特徴。生地に出汁の旨みがしっかりついているため、何もかけない”素焼き”が絶品なんです。

　特製の銅板で二度焼きすることで、外はカリカリ、中がもちもち、中心部分はとろっとした3つの食感を生み出しているそう。卓上にあるソースをかけると、また違った味わいが楽しめます。

昭和24年創業の老舗『千草』の名物「千草焼き」

　商店街から一歩入った細い路地の先にある『お好み焼 千草』は、平日でも大行列ができる人気店。レトロな雰囲気の店内には、店員さんの賑やかな声とジュージューと焼けるおいしそうな音が響き渡っています。

　名物は、大きな豚肩ロース肉を生地の間に挟んで蒸し焼きにした「千草焼き」。ケチャップとマヨネーズ、カラシ、ソースを塗り、ケシの実をかけて仕上げる唯一無二の逸品です。

　ふわっと軽い生地とやわらかい豚肉、プチプチ弾ける食感がクセになり、一度食べたら忘れられなくなります。

ダウンタウン浜ちゃんが大絶賛する名物「コロッケ」

　商店街の名物グルメとして親しまれているのが、昭和30（1955）年の創業以来、変わらぬ味を守り続ける『中村屋』の「コロッケ」。多い日には3000個売れるほどの人気で、いつも行列ができています。

　カリッと揚がったコロッケを割ると、中からとろっとろのじゃがいもがお目見え。具材はじゃがいもと玉ねぎだけというシンプルさで、形が残らないほどなめらかに潰されています。

　サツマイモやカボチャのような強い甘さとほんのり効いた塩気が絶妙。おやつ感覚で楽しめて、食べ歩きにぴったりです。

天満で昔ながらの大阪を楽しんで

　歴史的な神社から賑やかな商店街、お笑い文化を支える寄席など、見どころが盛りだくさんな大阪・天満。古くから愛される安くて旨い老舗の名店が今でも残っています。大阪を訪れた際は、じっくり時間をかけて巡ってみてください。

（撮影・文◎安達春香）

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