ケーキボックス入りで専門店のようなセブンのドーナツ。おすすめを食べ比べた結果は
個包装を希望するとホットスナックを入れる紙袋に入れてもらえるようですが、まとめてOKと伝えたので、ケーキボックスに入れてもらいました。不思議とこれだけでテンションが変わってくるのですよね。スイーツを買った満足感が得られる気がします。
そもそもドーナツは空洞があるからドーナツなのでしょうか。それとも生地の配合か、調理の仕方か。ぶらぶらと帰路へ向かう途中、ドーナツとはなんなのか調べてみました。
ドーナツの語源、調理法とは
言葉の成り立ちとしては、ドー(dough)が生地、ナツ(nut)は文字通りナッツのことで、クルミのような大きさと見た目の揚げ菓子だったそう。アメリカに伝わってから、火を通りやすくするために空洞を作り、誰もがイメージするドーナツの形となったとされています。
調理法は実は揚げるだけでなく、焼き、蒸しと多様で、イースト由来のドーナツもあれば、ケーキ生地で作るドーナツもあるとのこと。ということは、広義の意味では日本の揚げパンもドーナツの部類に入るのではないのか……? そう思ったのですが、揚げパンはすでに焼成したパンを揚げていて、生地のまま揚げるドーナツとはやはり異なるのかもしれない。なんてことをぐるぐる考えているうちに、家へ着きました。
とまぁ、わかったような、わからなかったような気もしますが、一口ぱくり。
うんうん、たしかに揚げパンの意見があった理由が理解できました。特に、「メープル」はキャッチコピーの通り、ふんわりとした軽い食感です。この軽さが少しパンっぽい印象を与えてしまうようで、ドーナツのずっしり感や、しっとりとした生っぽさが好きな人には確かに期待外れかもしれません。
一方で、「チョコ」はズシッと濃厚で、昔ながらの重めのドーナツでありながら、今流行りの生ドーナツ系のもちもち感のある生地です。これは結構満足感が高い! いずれもドーナツ自体にしっかり甘みがあるので、砂糖はお好みで調整しながらかけると良いかもしれません。
3種類の中で最も今っぽいドーナツだと感じたのが、「カスタード」。生地もしっとりしていますし、中に入っているカスタードもなめらか。
食べ応えがあり、まぶした砂糖のジャリ感がすごく相性が良い。これが深夜まで開いているコンビニで手軽に買えるメリットは大きいですね。
まとめ
総評としては、セブンの「お店で揚げたドーナツ」はなかなか美味しく、今後の展開にも期待したい! コンビニのホットスナックにスイーツという選択が生まれたのも、時代のニーズに合っているのではないでしょうか。
カスタードが気に入ったので、肉まんやあんまんのように、チョコレートクリームやあんこなど選択肢が広がると面白そうですね。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
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セブンイレブン