
※トレイルランニングは決まったルートを走る、追い越し時に歩くなど、ルールやマナーを守り登山者の迷惑にならないように行いましょう。専門家の監修の元、撮影をしています。
週末になるとソロキャンプやテントサウナ、車中泊などを思い思いに楽しんでいるアウトドア好き編集・かね太。仕事柄、常日頃から飲食店取材などで食べる機会が多い彼が、「健康増進を図りながら、大好きなアウトドアも満喫でき一石二鳥!」と最近、始めたのがトレイルランニングです。今回、三菱自動車「アウトランダーPHEV」を体験できる機会を得たかね太は、同じくアウトドア好きの同僚・Kシマを誘い、早春の伊豆でトレランとご当地グルメを満喫する1泊2日のドライブを計画。その模様をお届けします。
今回の旅のお供となる「アウトランダーPHEV」は、オンロードはもちろん、オフロードにも対応するクロスオーバーSUVということもあり、アウトドアとはもちろん好相性。また通常時はEV同様、バッテリーで走行し、バッテリーが少なくなったらガソリンエンジンで発電し走行もできるプラグインハイブリッド(PHEV)のため、環境にも優しいのが特徴です。
「どっしりと重厚感があるエクステリアが安定感や高級感を感じさせてくれますね。運転するのが楽しみ!」(かね太)
と第一印象を述べつつ、さっそく都内を出発します。
環境にも優しい「アウトランダーPHEV」はアウトドアドライブに最適!

首都高速に乗り、東名自動車道に入ったかね太。彼がまず驚いたのがパワフルかつスムーズな走りです。
「アクセルを踏むと、そのままダイレクトに加速してくれる感じ。高速道路の本線へ入る際なども非常にスムーズです。あとは運転している時の安心感がハンパない!」
などと安定感ある走りに感心しつつ、次は運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」を使用することにします。速度を制限速度の80kmに、車間距離を「中」に設定。すると、アクセルを踏まなくても、前を走るクルマとの車間と速度を自動的にキープしてくれるように。

「アクセルを常に踏んでおく必要がないので楽だし、車線維持機能で車線中央を走行するように、ハンドル操作をアシストしてくれる。高速道路を長距離走る際には疲労軽減にもつながり、本当に重宝する機能」(かね太)
一方、インパネには大型の液晶モニターが備わっており、さまざまなコンディションを表示させておくことが可能。例えば「エネルギーフロー」では、現在のエネルギー(電気)の流れなどもリアルタイムで把握できるため、結果、エコ運転を心がけることにもつながりそうです。

途中、断続的な渋滞にハマりながらも一同は、中井PAに到着。ここで忘れ物がないか、念のため荷物をチェックします。

着替えや仕事道具のほかに、トレラン用の装備や電気ケトルなども持参したため、かなりの荷物です。しかし7人乗りである本モデルの場合、3列目のシートを収納すれば、広大なラゲッジスペースが確保可能なので一切問題なし。
「さらに2列目のシートも倒せば、テントをはじめ大型の荷物も余裕で積載できそう。状況に応じて手軽にラゲッジスペースを変えられるのがイイですね」(Kシマ)
とキャンプや車中泊での使用もバッチリだと、おもわず太鼓判を押します。
西伊豆スカイラインの絶景を楽しみながら快適クルージング
荷物のチェックを終えた2人はほどなくPAを出発。1時間ほどで沼津ICへ到着し、その後は伊豆縦貫道経由で修善寺へ。

「実は運転席からしか見えないのですが、ウインドウにナビゲーションや道路の情報などが表示されるんです。視線を動かさず、常に情報を把握できるのは安心感が違いますね」(かね太)
という具合に、あれこれ「アウトランダーPHEV」の感想を述べ合っているうちに修善寺に到着。そこから西伊豆スカイラインへ向け、起伏やカーブの多い道路をクルージングします。
西伊豆スカイラインは全長約10.8km。標高900m前後を走る、アップダウンのあるワインディングロードで、駿河湾や富士山の絶景を眺めながらドライブが楽しめます。

ここでドライブモードを「NORMAL」から「TARMAC」へとスイッチ。実は「アウトランダーPHEV」は道路や路面の状況や環境に応じて、それぞれにマッチした7種類の走行モードが選べるスグレモノなんです。
「全体的なパワーが一段階上がった感じというか、急勾配やカーブなどでさらに安定した力強い走りができるようになりました。TARMACはまさにワインディングを走るためのモードなんですね。またEVならではのリニアな反応と力強さが相まって、運転するのが本当に楽しいです!」とハンドルを握るかね太も感心しきり。
30分ほどワインディングを走ると、雄大な富士山の絶景が目前に。最初の目的地はすぐそこです。

伊豆の自然を五感で感じながらトレイルランニング!

今回のトレランの起点となる戸田駐車場に到着。駐車場からは、眼下の駿河湾をはじめ、富士山も望めます。クルマから降りた2人はすばやく着替え、入念にストレッチを行います。

今回は戸田駐車場から達磨山山頂へと向かい、さらにその先を目指すというトレラン初心者にも最適な短距離のコース。準備ができたところで、いざトレランスタート!

経験者のKシマは伊豆の絶景を楽しみながら、慣れた様子で順調にランニング。対してまだ初心者であるかね太はというと……息を切らしつつ、Kシマに付いていくのがやっとといった様子。まだまだトレーニングが必要なようです。

PHEVだからさまざまな家電が使えて超便利!
1時間ほど達磨山山頂付近をランニングして汗を流した後は、駐車場に戻りしばらく一服。早春とは言え、風も強く気温もまだまだ低いため、汗が引くとあっという間に体温が低下していきます。そんな時のために、と持参したのが電気ケトル。クルマのバッテリーから電源を取り、熱々のコーヒーを入れようという魂胆です。


リアハッチにあるAC電源を使えば、電気ケトルなどの大きな電力を消費する家電を使うことができるのもPHEVならではのメリット。まず運転席にあるAC電源スイッチをONにして、リアのコンセントにケトルをつなぎ、スイッチをオン。すぐにお湯が沸きました。
「重たいポータブル電源を持ち運ぶ必要がないのはありがたいね。最大1500wまで使用可能なので、例えばトレラン中に濡れた服や靴などもドライヤーで乾かせそう」
と挽き終えたコーヒー豆にお湯を注ぎつつKシマが言えば、かね太も、
「調理家電などもいろいろ試してみたい。また電気毛布なども使えるし、車中泊には最強!」
と満足げな様子。熱々のコーヒーを飲んで体を温めた2人は、しばし絶景を楽しみながら歓談した後、今宵の逗留先へと向かうのでした。
伊豆や静岡の名物料理を心ゆくまで堪能!

今回の宿は修善寺にある「伊豆マリオットホテル修善寺」。遠く富士山や天城連山を望める絶景のロケーションにあるホテルで、もちろん温泉も楽しめます。そして何より、伊豆や静岡県内のこだわりのご当地食材がビュッフェスタイルで思う存分味わえる――これがこの宿をチョイスした最大の理由。
チェックイン後、すぐさま温泉で汗を流し、疲れを癒やします。するとトレランで体を動かしたこともあり、2人の胃は空腹MAXに! レストランへと向かいます。

本ホテルの夕食は、まずメイン料理を選び、メインが供される間にビュッフェ料理を楽しむという“セミビュッフェスタイル”。悩みながらもメイン料理をチョイスした2人は、ビュッフェを物色しに向かいます。

伊豆や静岡の山海の幸を使った和食や、洋風の料理がビュッフェ台に所狭しと並ぶ様子はまさに圧巻。中にはご当地のB級グルメなども用意されていて、見ているだけでも楽しめます。物色すること数分、2人は器に思い思いの料理を乗せてテーブルに戻り、待ちに待った「食楽タイム」をスタート!
「桜えびや鮟鱇など駿河湾の幸と天城のわさびや地鶏など山の幸の両方を一緒に楽しめるのが最高!」(かね太)
「静岡おでんやみしまコロッケなどのご当地グルメも食べられるのが嬉しい」(Kシマ)
あっという間に平らげた2人の前に供されたのがメイン料理となる「天城軍鶏のわさび鍋 豆乳仕立て」(冬季限定)。

こちら、しっかりした肉質が特徴である天城軍鶏を豆乳で優しい味わいに仕立てたご当地鍋で、2種類の異なる部位の食感と味わいが楽しめると人気だそう。さらに地元で採れた本わさび丸ごと1本をおろし、鍋に加えるとわさびの絶妙な風味が軍鶏の旨みを際立たせてくれます。
「香り高い本わさびが、優しい味わいの豆乳鍋と相性抜群。これは食欲をそそりますね」と鍋を堪能するかね太。
結局、締めのデザートまでしっかりと完食し、すっかり満足し尽くした表情でレストランを後にする2人なのでした。
■西伊豆・戸田で駿河湾の深海魚を初体験!
翌朝はあいにくの曇り空。ご当地グルメと温泉で英気を養った2人が今日向かうのは、キンメダイやタカアシガニなど深海魚の水揚げ港がある戸田。ホテルを後にした2人は、「アウトランダーPHEV」で再びワインディングロードを走り、一路戸田へ。昨日から山道を多く走ったこともあり、バッテリー残量が少し心もとなくなったため、急速充電スタンドがある「道の駅くるら戸田」へ向かいます。

急速充電では、約38分で80%の充電ができるということなのでチャレンジしてみました。(※今回設置されていた充電器は30分設定)。
その間に道の駅の施設内に入り、ご当地料理や土産を抜け目なくチェックします。

施設内には土産物店や軽食がいただける食事処のほか、駿河湾の深海魚についての資料や解説がなされた展示スペースが設けられています。ひと通り館内をチェックした2人は、気になるご当地料理や土産の購入へと向かいます。

軽食店では戸田で揚がった魚介類を使った素朴な料理を中心としたメニューが充実。そこで目についたのが「トロボッチ」という聞き慣れない小魚の名でした。実は「トロボッチ」とは地元の漁師たちの通称で、正式名はアオエメソ。広くメヒカリと呼ばれる深海魚で、脂が乗りつつも引き締まった身が特徴です。

トロボッチの唐揚げをつまんでガブリ。絶妙な塩味と歯ごたえのある食感がマッチし、素朴な味わいながら実に美味です。次にキンメダイを贅沢に使ったコロッケを一口。

サクッとした衣の中に、ホクホクのキンメダイの身がたっぷり! 地元ならではの味わいに、まさに“口福”のひと言です。
あっという間に30分が経過したことに気づいた2人が充電スタンドに戻ってみると、「アウトランダーPHEV」の充電がちょうど完了した表示が。道の駅の駐車場にクルマを駐め直して、再度施設内で食事を再開します。
これで今回のドライブ旅の行程はすべて終了。ひと休みしたら、西伊豆の海岸線を楽しみながら北上し、のんびり帰路に就く算段です。
「トレイルランニングに伊豆のご当地グルメなど、濃厚な2日間でした。これを順調にこなせたのも『アウトランダーPHEV』のおかげですね。運転していて改めて感じたのは、どっしりとした安定感と安心感。それでいて走りはパワフルだし、自分の思い通りに反応してくれる頼もしい相棒ですね。燃費がどのくらいなのかも帰ってから楽しみです」(かね太)
「助手席専門でしたが、レザーシートをはじめインテリアは高級感があり、しかもゆったり寛げる。また普段は2列にしておいて、大人数乗るときは3列シートにすればいいというのも頼もしい限り。個人的に、アウトドアにぜひ連れていきたい1台だと感じました」(Kシマ)
ドライブ時にも抜群の安定感と存在感を放つ「アウトランダーPHEV」

以上、「アウトランダーPHEV」を使った伊豆へのドライブ旅はいかがでしたでしょうか。エクステリアの重厚感や圧倒的な存在感、そして安心感は、実際に運転してみると、PHEVならではのモーター駆動によるスムーズかつ力強いドライビング性能にもそのまま直結していることが分かります。またシートをはじめインパネ周りなどのインテリアも高級感を感じられるデザインに仕上がっていて、快適性も抜群です。
高速道路のサービスエリアや、町中にある急速充電スタンドでの充電はもちろん、自宅などでの普通充電(※AC200Vで満充電まで約7.5時間)や、「チャージモード」で強制的にエンジンで発電して充電もできるため、ライフスタイルやシーンに応じて、適した充電方法を選択できるのが最大の特徴。万一のバッテリー切れの心配もありません。また災害時などには、バッテリーがそのまま非常用電源として使えるのもPHEVならではの強みと言えるでしょう。三菱自動車の「アウトランダーPHEV」は、現状でのまさに最適解と言っても過言ではないSUVだと今回の取材旅を通して感じた次第です。
(撮影◎森 寛一)
●DATA
三菱自動車 アウトランダーPHEV
ボディサイズ:
全長4710×全幅1860×全高1745mm
駆動方式:4WD
車両本体価格:499万5100円~
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/index.html