かつやが仕掛ける『肉めし岡もと』の新作「肉カレー」とは? 実際に食べてみた結果

かつやが仕掛ける『肉めし岡もと』の新作「肉カレー」とは? 実際に食べてみた結果
食楽web

●進化系肉めし屋『肉めし岡もと』の「肉カレー」を食べてみた

 大鍋でじっくり煮込んだ肉豆腐を丼飯に盛った看板メニュー「肉めし」が、腹ぺこピープルズのハートと胃袋をガッチリ鷲掴みにしている『かつや』系列の人気チェーン『肉めし岡もと』では、ただ今期間限定にて新作メニュー「肉カレー」を販売しています。

店頭POP
店頭POP

 こだわりの割り下に秘伝のかえしで丁寧に柔らかく煮込まれたトロ肉(牛バラ肉)と豆腐などの具材と、コク深い味わいを備えたカレーをご飯と一緒に合盛りしたボリューミーな仕様。「肉めし」好きはもちろんのこと、カレー好きも満足すること間違いなしの一杯となっております。

 昨年8月のオープン以来初の登場となる“岡もとのカレー”は、果たしてどんなテイストなのか。そして「肉めし」の具材とフュージョンすることができるのか。ここはやはり己の舌で確認するのが最善手。ということで、さっそくお店で実食してみることにしましたよ!

今回は大根と煮玉子が乗った「特肉カレー」1199円をオーダー
今回は大根と煮玉子が乗った「特肉カレー」1199円をオーダー

 早速、基本メニューの「肉カレー」をオーダーしようと思ったのですが、メニュー表の下に「肉カレー」の上位メニューである「特肉カレー」がありました。悩んだ末、具材が豪華である「特肉カレー」を注文しました。

カレーと肉めし具材は単独でも、また同時に食べても美味しさに変わりなし!
カレーと肉めし具材は単独でも、また同時に食べても美味しさに変わりなし!

 まずは気になるカレーをチェック。ビーフ系を思わせる濃い目の色合いにとろっとした濃度です。果たして味は……甘さが来た直後にスパイシーな辛さがぶわっと広がり、深みのあるコクが余韻となって残る感じです。これはご飯が進んじゃうやつ!

安心、安定の牛バラ肉。やっぱり旨い!
安心、安定の牛バラ肉。やっぱり旨い!

 続いてはもうひとつの主役である具材の「肉めし」。トロ肉こと角切りの牛バラ肉はしっかり煮込まれていて、脂身の部分は適度に脂が抜けてぷるんぷるんのとろとろ、赤身の部分はほろっと繊維がほどける柔らかさです。

 煮ダレの甘い味わいが芯まで染み込んで、非常に美味しい。豆腐やごぼう、玉ねぎ、こんにゃく、大根と煮玉子にも煮ダレの味が入り、肉めしの具材であることをしっかりと感じさせてくれます。

カレーと肉を合わせていただきます
カレーと肉を合わせていただきます

 カレーと肉めし具材の確認が済み、残すは両者のフュージョンが成立するかどうか。スプーンにトロ肉を乗せ、さらにカレーをすくって一口。具材の甘めの味わいとカレーのコク&スパイシーな辛さが、お互いを邪魔することは一切なし。煮ダレの甘さがカレーの旨みにそのまま乗っかり、またカレーのスパイシーさが肉めし具材の美味しさをさらに引き立てる感じで、相性バッチリのめちゃ旨なテイストを作り上げます。見事なフュージョンです。

 ひと口食べてむっふーん、ご飯と一緒にもうひと口食べてまたむっふーんと、傍から見たら「何だこの人…」と思われても仕方ないほどの、美味しさの悦にすっかり入り込んでしまいました。結局、器に付いたご飯粒とカレーをスプーンでキレイに取って、ほぼパーフェクトに完食。ごちそうさまでした!

まとめ

 甘めの煮ダレで仕上げた肉めし(今回は特肉めしの大根と煮玉子込み)の具材と、お店では初となるカレーとの合盛り。この組み合わせはアリなのか、それともナシなのか…というのがメインテーマだったわけですが、結論からいえば大アリ。カレーが肉めし具材の味を邪魔することも、またカレーの味に染め上げるということなく、肉めしの具材とカレー自身の美味しさをダブルでしっかりと感じさせてくれる仕上がりでした。双方ともに主張が強いテイストだけに、どちらか一方の味に偏らないバランスの良さには感心する他ありませんでした。“岡もとのカレー”、ぜひレギュラーメニューに加えてほしいなあ。

 今回の「肉カレー/特肉カレー」を含むお店のメニューを一度でも食べれば、例え電車賃が嵩むとして再度食べに行きたくなること多分間違いなし。ぜひこの機にお近くの『肉めし岡もと』に足を運んで、至高の美味しいタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

肉カレー/特肉カレー

期間:2023年12月13日(水)~ ※期間限定・なくなり次第販売終了
販売:『肉めし岡もと』全店舗(新橋店、御徒町店、溝の口店、足立入谷店)
https://www.arclandservice.co.jp/29okamoto/