謎肉まみれは通常のカップヌードルとどう違うのか?

まずは、通常の「カップヌードル」と「カップヌードル 謎肉まみれ」を比較したいと思います。
フタを開けてみると、「謎肉まみれ」は謎肉に覆われ、まっ茶色です。タマゴも確認できますが、通常のカップヌードルと比較するとごくわずか。そしてエビに至っては1個もありません。

なお、「カップヌードル」351kcal、「カップヌードル 謎肉まみれ」374kcal。肉が増えてもカロリーはさほど変わりません。
では、その謎肉の量を比較してみましょう。

まず、謎肉の数と重さを計測。
・「カップヌードル」:15個(大中9個・小6個)4g
・「謎肉まみれ」:54個(大中39個・小15個)16g
日清食品の公表している通り、“通常品の約4倍量の謎肉が入っている”というのは、本当でした。54個という数は圧巻です。では、謎肉が増えると、味はどう変わるのでしょうか。

両方を食べてみた結論から。まず、スープの味・濃さはほとんど変わりません。謎肉から染み出す味がスープに染み出して濃くなっているのかと思いきや、それはなし。麺も同様、変わりません。わかりやすく具材だけが違うわけです。

通常のカップヌードルは積極的に探さないと謎肉が見つかりませんが、「謎肉まみれ」には謎肉が54個も入っているので、麺⇒謎肉⇒麺⇒謎肉と、闇雲に食べ進めていっても謎肉は潤沢にあります。というか、ひき肉たっぷりの担々麺を食べているような気分で、楽しくなってきます。
しかし、しばらくすると、心がざわつき始めます。というのも、「カップヌードル(通常品)」に比べ、「謎肉まみれ」にはエビの歯ごたえや風味、タマゴのふわふわ食感がほぼありません。となると、人間の欲というのは際限がないもので、エビやタマゴがないと物足りない、と思い始めるんですね。

もちろん、「謎肉まみれ」は謎肉好きのための商品なので、エビやタマゴを懐かしむ必要はないのかもしれません。
ただ、実家を出て一人暮らしをして初めて親の愛に気づくように、こうして謎肉だけになると、タマゴやエビの重要性を改めて思い知らされるのです。欲を言えば、謎肉を増やしても、タマゴとエビは減らさないで欲しかった……!