従来のコンセプトには最適解かも?「だけ弁当 漬物」を実食

フィルムを外し、レンチンはせずにそのままいただきます。ゆかりご飯の前に、まずは気になる漬物3種から実食です。

ファーストタッチは向かって一番左の「広島菜」。箸でつまんでぽりぽり…。適度な歯応えとちょうどよい塩加減、クセのない味わいはなかなかの美味。日本三大漬菜に挙げられるのもなるほど納得です。

2番手は真ん中の「日向漬」。思った以上に甘めの味わいで、細かく刻まれたことで普通の半月切りよりも口の中に残らず、美味しさと食べやすさが感じられます。

そして3番手の「安藝紫」。広島菜を紫蘇漬けにしたものですが、その味は、広島菜の歯切れのいい食感に紫蘇の風味と酸味が加わって、食がより一層進む味わいです。紫蘇が入ったお漬物っていいですよね!

最後はゆかりご飯。「だけ弁当」のご飯はいわゆるコンビニおにぎりと同じで、冷たいままでも美味しくいただけるのが特徴なんですが、「ゆかり」を混ぜ込んだ今回は……やはり美味しさは不変でした! むしろ白飯のままよりも断然食べやすい。そして漬物との相性は、今さら語るのが恥ずかしくなるほどバッチリ(笑)。器の中に油分も醤油系の味も強い旨みもないというのに、漬物の塩味と酸味、ポリポリの食感とゆかりご飯の味わいだけでバクバクと食が進み、あっさりと完食。うーん、漬物パワー恐るべし。ごちそうさま!
まとめ

漬物をおかずにご飯を食べる。文字にすると何とも哀愁を感じてしまいますが、漬物3種はいずれも味がよく、付け合わせではなく“おかず”として十分に成り立っていたのは紛れもない事実。完成度の高い仕上がりでした。とはいうもの…やっぱり、もう一品おかずが欲しい……(笑)。そもそも「だけ弁当」のコンセプトが総菜や麺類、サラダなどと組み合わせてどうぞ、というものであることを思えば、今回の漬物は最適解ともいえるチョイス。実食される際は、ぜひ欲求の赴くままにプラスアルファされることをオススメしておきます。
今回の「漬物」が加わったことで、現在入手できる「だけ弁当」は全部で5品。ちなみにメニューは順次入れ替わっていますので、他の「だけ弁当」を含めてぜひお早めにどうぞ!
(撮影・文◎河西まさあき)