気になるラーメン山岡家はどれ?

では1~5のお店の外観をご覧ください。もうわかりましたよね。『ラーメン山岡家』は2番! 詳細は以下の通りです。
1.『くるまやラーメン』の「ねぎ味噌ラーメン」920円(+チャーシュー3枚250円)
2.『ラーメン山岡家』の「特製味噌ねぎラーメン」930円
3.『おおぎや』の「ネギみそチャーシュー」1210円
4.『丸源ラーメン』の「熟成醤油肉そば」1023円(+味玉110円)
5.『ラーメンショップ』の「ネギ味噌チャーシュー」890円
では、それぞれのラーメンの特徴を一気に紹介していきましょう。
『くるまやラーメン』の“ねぎ味噌”はロードサイドラーメンのド定番人気!

まずは『くるまやラーメン』です。ここは、国内の主な道路沿いになんと約150店舗も点在しています。
その『くるまやラーメン』で、「ねぎ味噌ラーメン」(920円)にチャーシュー3枚(250円)をトッピングしたのが画像のラーメン。板のように立てかけられたチャーシュー3枚、その後ろには主役であるシャキシャキの「辛みネギ」が控え、下にはモヤシがこんもり入っています。
まずは、何も崩すことなく、スープだけを味わってみます。豚骨、鶏ガラ、昆布からとったダシに、味噌と香味醤油を合わせたというスープは、丸みを帯びていてまろやかなコクが響きます。うっすら透明な脂と味噌や醤油が乳化して一体となっており、そのバランスの良さもさることながら、旨味のど真ん中を突いてくるようなピタッとした美味しさ!

麺は、太めのちぢれ麺(細麺も選択可)。最初の口当たりはスープが絡んでツルツル。噛むとコシがあって、もっちりモチモチしています。
さらにチャーシューは、ぶ厚くてハードタイプのバラ肉。そのままかじるとしっかりした歯ごたえですが、スープに浸すと熱で徐々に柔らかくなり、さらに口の中で噛んでいるとほろりとほどけていきます。1枚のチャーシューでも時間差で刻々と味と食感が変化。これ、いいお肉を使ってるんだろうな、と思えるチャーシューです。
そして忘れちゃいけないのが、主役である辛味ネギ。濃厚な味噌スープにネギの風味と辛味が溶け出し、スープの味も刻々と変化していきます。もやしやネギなど野菜が多いというのもありますが、スープそのものにコクはあっても、脂っぽさを感じない、スッキリ系の一杯です。
『ラーメン山岡家』はこってりしているのにキレがある絶品味噌ラーメン

続いて『ラーメン山岡家』です。1988年、茨城県牛久市に開業し、今では全国に168軒を展開する、こちらもビックチェーン店。セントラルキッチンはなく、スープからチャーシューに至るまで、すべて各店舗で調理するこだわりが特徴です。
画像は、同店で大人気の「特製味噌ねぎラーメン」(930円)です。スープの液面には豚脂の膜がキラキラ輝いています。具材は大判の海苔が3枚、角切りの「コロチャーシュー」、ホウレン草、そして千切りの白ネギがたっぷり。特製味噌豚骨スープにはさまざまな食材の旨味が溶け出しており、ドシンと重厚感のある旨みと、後味にじんわりと甘味が広がります。なんとも深い味わいなんです。
とくに強烈に感じるのが脂の甘味。“山岡家の脂はこってりしているのにキレがある”と店内の壁にも書いてありますが、まさにその通り。コテッとしているのにクドさはないので、レンゲが止まりません。

そして麺がまた旨いのなんの。ストレートの太麺なので、ワシワシと噛めば噛むほど麺自体の旨味が感じられ、ついでに麺にクタクタになった長ネギが絡みつき、濃厚な特製味噌とんこつスープも三位一体となって、もはや「時よ止まれ!」と言いたくなるほどのウマさです。