●『すた丼屋』の期間限定「厚切極豚てりたますた丼」を調査。見るからに旨い一杯は本当に旨いか食べてきた
看板メニュー「すた丼」を始めとする豪快無比な丼が、お腹を空かせた子羊たちを満腹のユートピアへと誘っている人気外食チェーン『伝説のすた丼屋/名物すた丼の店』では、4月3日より新たな丼「厚切極豚てりたますた丼」を期間限定にて提供しています。
塩麹・みりんに漬け込んで柔らく仕上げた豚バラ肉を、玉ねぎとともにニンニク醤油ダレベースのてりやきダレで炒め、レタスを敷いた茶碗3杯分の大盛りご飯の上に盛り付けたロマン溢れる構成。トッピングとして温泉玉子、てりやきダレと好相性のマヨネーズが添えられます。
もはや食べる前から美味しいという言葉しか浮かばないこの丼を、メニュー写真だけで終わらせる手などあろうはずがないでしょう…ということで、最寄りの『すた丼屋』にて実食を敢行。そのテイストをしっかりとレポートさせていただきます!
オーダーから約5分ほどで丼が完成。お盆に丼を乗せて席へと戻るまでのわずかな間でも、丼から漂ってくる香ばしい匂いにヨダレが溢れそうです。はやる気持ちをグッと抑えて、まずは豚バラ肉を含めた具材のチェックからスタート。豚バラ肉は大小さまざまなサイズで、枚数は9枚。恐らく盛った肉の大きさで、その都度枚数が変わる感じでしょう。あとはカットされた玉ねぎに、肉の下に敷かれたレタス。肉の上にマヨネーズの塊があるだけと、かなりシンプルな構成です。小鉢の温泉玉子を丼の真ん中に落として準備は完了。では主役の豚バラ肉からいっちゃいます!
厚めにカットされた豚バラ肉は、しっかりとした歯応えがありながらも硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な食感。醤油味を抑えた甘めのてりやきダレと焼き目からの香ばしい風味が、肉の旨みとともに口の中いっぱいに広がっていきます。
ご飯の上に敷かれたレタスと肉そしてマヨネーズを付けてパクリ。てりやきバーガーを思わせる味わいについ笑みが溢れます。よーし、ならばと、温泉玉子の黄身を肉に纏わせて、肉と温玉の白身、玉ねぎとレタスとご飯も一緒に食べてみます。
さすがに“てりやきライスバーガー”なテイストにまではなりませんでしたが、そんなことはどうでもよくなるくらいにウマい! タレで焼いた豚バラ肉で食べるご飯っていうのは、どうしてこんなにも美味しいんですかねえ。マヨネーズの酸味とレタスの水気がいい感じでアクセント&味変に。また豚バラ肉に対して量が多くなった大盛りのご飯も、てりやきダレと温玉をおかずにしてバックバクと消費。圧倒的なボリューム感をものともせず、あっという間に完食となりました。ごちそうさま!
まとめ
『すた丼』の期間限定丼といえば、ニンニクの量に重きを置いたガツン系が目立っていたんですが、今回の「厚切極豚てりたますた丼」に関しては味の決め手となる“てりやきダレ”を前面に出していることもあってか、肉もご飯も進み方が尋常じゃなくスムーズ。厚めに切られた豚バラ肉も脂っこさがほとんど気にならず、豚バラ肉の美味しさを際立たせてくれます。
また、添えられたマヨネーズとレタスも、てりやき感を演出するだけに留まらず、アクセントとして機能していることも見逃せないポイント。豚バラ肉、そしてこってりテイストでご飯をガッツリ喰らう喜びを、存分に感じさせてくれる丼でした。美味かった!
無料ご飯大盛りを含まずともボリューミーな仕様となっていますが、さらに美味しくお腹をパンパンにしたい人向けに派生メニューも提供中。「すたみな唐揚げ」3個を加えた「唐揚げ合盛り 厚切極豚てりたますた丼」(1280円/税込)と、豚バラ肉の量が2倍になった「厚切極豚てりたますた丼 豚バラW盛り」(1580円/税込)で、最上級の余韻を楽しんでみてください。
(撮影・文◎河西まさあき)