伝説のステーキ「テンダーロインステーキ」が選ばれる理由とは?

迷うことなく注文したのは名物の「テンダーロインステーキ」です。熱々の鉄板に乗った大きなお肉の塊がジュージューと良い音を立てながら運ばれてきました。
焼き方が選べるのでミディアムでお願いしたのですが、ちょっと生っぽい……。と思いきや、食べ始める頃には鉄板の余熱で最高の焼き加減に!さすが名店、計算し尽くされています。
まずは何もつけずに食べるのがおすすめらしいので、そのまま食べてみます。

旨みやジューシーさは存分にありつつ、さっぱりとした味わいの上質なステーキです。お肉そのものの旨みが強いので、シンプルな味付けで十分美味しい。沖縄県民の友人から「飲みの〆で食べる」、「90代くらいのおじいやおばあも通っている」と聞いた時は半信半疑でしたが、食べて納得! これだけさっぱりしていたら余裕で食べられそうです。しかもとっても柔らかい!

テーブルに置いてある「ドリームNo.1ステーキソース」をかけて食べるのもまた良い。食べ応えが増して、さらに白ごはんが進む味になります。沖縄ではどの家庭にもあるほど馴染みのあるソースらしく、酸味を減らして甘みを加えたウスターソースのような味わいで、お肉とめちゃくちゃ合います。

「食べられるかな?」とちょっと不安な気持ちで頼んだLサイズでしたが、ペロリと完食。久しぶりに思いっきり、最後まで美味しくお肉を食べることができました。近くに住んでいたら間違いなく頻繁に通います。
隠れた絶品料理「タコライス」もぜひ食べて!

グルメ通で有名なクレイジーケンバンドのギター担当小野さんが絶賛していたので気になって注文してみたら、これが大当たり! こんな「タコライス」は初めてです。
お肉が美味しすぎるんです。なんでも店内で出しているステーキ肉をミンチにして使っているのだとか。シャッキシャキした野菜も絶品。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/11/20221126-jackeysteak11.jpg)
「タコライス=ジャンクフード」のイメージが一瞬にして消え去りました。あまりの美味しさにタコライス用のソースの存在をすっかり忘れ、そのまま完食してしまいました。複数人で行く際はぜひ、ステーキにプラスして注文してみてください。
調査結果
70年近くも名店として君臨し続ける『ジャッキーステーキハウス』。明日もまた食べたくなるほどの絶品ステーキでした。ゴーヤチャンプルやラフテーも良いですが、沖縄に訪れた際はステーキも食べるべし。
(撮影・文◎佐々木 舞)
●SHOP INFO
店名:ジャッキーステーキハウス
住:沖縄県那覇市西1丁目7-3
TEL:098-868-2408
営:11:00~22:30頃
休:毎月第2・第4水曜、お盆、元旦
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。