思わず無言になって食べ続けてしまう、「絶品三本のせカツカレー」2001g!

注文してあっという間に出てきた「絶品三本のせカツカレー」。早速計測です。直径33.5cmの皿に重さは2001g(器の重さを除く)。カツは煮込みカツが3本。
「うちはサラサラ系のポークカレー。味はしっかりしているよ」と話すのは店主の並木さん。実はこの人、イタリアンや中華など様々な店で修行したのち、指名を受けて作るフリーランスの料理人として活躍後、紆余曲折を経て現在カレー専門店をオープンしたという人。なので、カレー作りの中にも、様々な料理のアイデアが活かされているそうです。

そしてこの店の看板トッピングであり、他では味わえないのが「煮込みカツ」。塩角煮を2日間かけて作り、それに衣をつけて揚げたもの、なんだけれど、ただ角煮を揚げただけじゃない。程よい硬さと旨み、そしてサクサクの衣に、店主のワザとアイデアが詰まっています。「真似しようと思ってもできないから」とにっこり話す店主。
そしてフライヤーは『ドクターフライ』という、揚げ物の油を超音波で50%カットできるものを導入。だから、他所のカツカレーよりもさっぱり味わえるとのことです。

まずはカレーとライスで。カレー自体はコクがあり、ちょっとやさしい? 最初は旨みが、後から辛さがじんわりとやってくる味わい。スパイスの香りが鼻へふっと抜けていく感覚です。口の中から無くなる頃に、ほんのちょっと苦味を感じるような、おそらく全世代が好きなカレーです。

カレー3~4口、時々カツ、そして時々水、といった感じで食べすすめていきます。食べながら周りを見渡すと、時間帯が夕方だったせいか、スーツ姿のサラリーマンらしき人多め。みなさん慣れた様子でカレーを注文していきます。
メニューを見て選んで、という人より、いつもこれです、みたいな空気感出している人がほとんど。「うちはね、初めて来た、って人にはまず絶品煮込みカツカレー食べて、って言いますね。2回目以降は好きに選んでいいからって」。なるほど。だからメニューの一番目立つところに絶品煮込みカツカレーがあったんですね。

サラサラだけどコクがしっかりあるカレーに、スプーンでスッと切れる煮込みカツ。どハマりする人が多いのにも納得の『本家絶品煮込みカツカレー』。
ちなみにデカ盛りメニューに挑戦したい場合は2日前に予約、時間は14時以降になります。そして1人1品注文、シェア禁止。もちろん冷やかしも禁止です。メニューの豊富さに加え、トッピング14種、辛さアップ3段階、ゴハンの量も150g~1000gで6段階から選べるといったカスタマイズが可能なので、究極の自分好みなカレーに仕上げることも可能ですよ。
(取材・文◎いしざわりかこ)