
以前、食楽webの企画で「頭に浮かぶと無性に食べたくなる悪魔のラーメン」について、さまざまな年齢・職業の食いしん坊たちに話を聞いた時、こんな回答がありました。
「私が無性に食べたくなるのはラーメン山岡家の“特製味噌ネギチャーシュー麺”一択です。コールは普通・硬め、濃いめ。極旨のスープに浸したネギがくたくたになり、これがよい働きをしてくれます。ライスも追加して卓上の豆板醤で“豆板醤ライス”にし、ネギをのせて食べるのも最高です」(北海道出身・34歳・女性)
何やらものすごく美味しそうじゃないですか? この時、実は筆者は『山岡家』は未経験。食べてみたい! と思ったのですが、なかなかハードルが高いことが判明。というのもこのお店、東京には1店舗しないのです。全国で見ると、北海道に52、東北16、関東65、北陸3、甲信越9、東海18、近畿2、中国2、九州1とまんべんなく店舗を構えているものの、東京には1店のみ、しかも西多摩郡という東京の端っこ!
ちなみに山岡家の1号店は茨城県の牛久店(1988年開業)。そこを皮切りに、現在では全国に168軒もあるチェーン店に成長。しかもチェーン店なのにセントラルキッチンはナシ。スープからチャーシューに至るまで、すべて店舗で調理しているというこだわりようです。

「いつか絶対行ってみよう」と思いつつ、気づけば1年が経過。しかし先日、全然関係ない用事で新青梅街道をクルマで走っていたときに、ロードサイドにド派手な赤い看板を発見。そこには『ラーメン山岡家』の文字が!
これが東京唯一の瑞穂店だったのです。このチャンスを逃してなるものか、とばかりにクルマをUターンさせて店に入り、とうとうウワサの「特製味噌ネギラーメン」を食べてきたので、その魅力をご紹介したいと思います。