香ばしさとタレの旨みがゴハンを加速させる!「国産本ロース豚丼・なまら盛り・豚汁セット」計1070g

注文が入ったのち、備長炭で焼き上げ、タレに絡ませてゴハンの上へ。だから香りがすっごくいい。一気に食欲が湧いてきますが、まずは計測。豚丼は直径17cmのどんぶりに高さ約14.5cm、重さは730g。具がたっぷりの豚汁は、直径13cmのお椀に重さ324g。壺漬けの16g(全て器の重さを除く)もプラスしてトータル1070g。いいボリュームです。
計測を終えて早速一口。めっちゃ柔らかい! 炭火のスモーキーな香りが口の中いっぱいに広がってきます。そして、見た目は濃そうに見えるのに思ったよりさっぱりしている。白髪ネギ&キャベツ効果? おそらくですが、程よく脂が落ちて、ぎゅっと旨みが濃縮された感じです。

「肉は上質の豚リブロース肉で、なまら盛りの場合焼く前で300gになります。ゴハンは国産のコシヒカリで、肉と合うように炊き加減を硬めにしていますね。タレは醤油ベースの甘辛ダレ。これによく合うのが豚汁で、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、糸こんにゃくなど具だくさん。信州味噌で作っているんですよ」と話すのはお店の松野善徳さん。
なまら盛り、お店で出す最大量だと思っていたのですが「実は最大じゃないんですよ。なまら盛りにゴハン増し88円、肉増し(ロース肉増し286円、バラ肉増し242円)で注文するお客様が1日に1~2人はいますね」。最大量の盛りに、さらに増し増しとはっ! おそらくだけれど、丼だけで1kg前後いっていると思われます。

なまら盛りにさらにゴハン増し肉増しができるように、実はカスタマイズが色々できるのもこの店の自慢の一つ。キャベツ増しは88円、白髪ネギ増しは55円でプラスできるほか、お好みでタレ多め、ネギ抜き、キャベツ抜き、ごはん少なめ、良く焼き、肉小さめカット(全部)、肉小さめカット(半分)、お肉別皿盛りなども注文可能です。
さらに卓上には手作りの山椒味噌、甘辛だれ、山椒、コショウ、ゴマ、七味、ニンニクが置いてあるほか、「声をかけていただければワサビとマヨネーズもお出しするので、お好みの味にアレンジして楽しんでほしいですね」。それは魅力的すぎる。香ばしい豚肉にワサビとか山椒とか。ゴハンが進みまくります。

ということで、中盤まで食べたところで味変を色々試すことに。まずは店イチオシ、手作り山椒味噌から。山椒に味噌だから辛くなるのかと思いきや、味噌の味と豚肉の旨みが合わさって深みのある旨さを感じます。ニンニクは意外とシャキッとする。そしてワサビ! 口の中の脂をリセットしてくれるのはやっぱりワサビ。うまい~!
「もしよかったらワサビマヨネーズもぜひ。合いますよ」と松野さん。甘辛タレとワサビマヨ、ものすっごくいいっ! 肉とゴハンの間に敷いてあるキャベツまで、全部まとめてパワーアップしてくれます。そのままでも美味しいのに、味変アイテムたちで変化が生まれた結果、食べるスピードが加速していきます。

元々は、社長がバイクのツーリングで北海道に行った際、豚丼を食べて「関東でもやりたい」と思ったのが13年前。本厚木を1号店として、今ではR246伊勢原店、平塚駅北口店、関内店、綾瀬上土棚店、綾瀬タウンヒルズ店と神奈川県内に6店舗を展開。テイクアウト販売もしていて、リクエストがあれば山椒味噌とニンニクもつけているとのことです。
最初はスモーキーな香りと肉&タレの旨さ、中盤からは山椒味噌やワサビ、マヨネーズなどの味変で楽しくなって食べ切った「国産本ロース豚丼(なまら盛り)」。あっという間に食べ切ったなぁ~、という感じです。
そもそも大盛りまでだったのに、お客さんが頻繁に大盛りのゴハン増し肉増しを頼むことから生まれたという「なまら盛り」。次回は「国産バラ豚丼(なまら盛り)」にするか、「国産本ロース豚丼(増し増し)」にするか。厚木で豚を楽しみたいお店がもう一つ増えました!
(取材・文◎いしざわりかこ)