
京王線布田駅。各駅電車しか止まらないのんびりとした街に、いつもお客さんであふれる小さなパンケーキ屋さんがあります。週末になると地元の人たちはもちろん、遠方からやってくるパンケーキマニアで行列ができるその人気店は『バター&ミルク』。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/07/20220728-battermilk02.jpg)
筆者は『バター&ミルク』がある調布市在住。同じく調布市民にこちらのパンケーキ店のことを聞くと、高確率で「知ってる! 美味しいよね」、「行きたいと思っているお店だ」という返事が返ってくるほど、調布市民に愛されています。

パンケーキ店でよくある「映え」や「可愛い」を意識した店とは違い、シンプルですっきりした店内で、男性客やひとり客でも入りやすい雰囲気です。
決して広くはありませんが、窮屈さを感じることはなく、居心地もよし。実際に私が訪れた際も、小学生くらいの子どもから80代とおぼしきご婦人グループまで、幅広いお客さんがパンケーキに舌鼓を打っていました。

アメリカに留学経験があるご主人が「アメリカで食べたパンケーキの味を再現したい!」と1年かけてベースのレシピを作りあげました。オープンから4年経った今でも、更なる高みを目指して研究を続けているこだわりの一品なのです。

日本のパンケーキとの1番の違いは、店名にもなっている「バターミルク」を使用していること。これは牛乳からバターを作る時に出る液体のことで、「日本ではほとんど見かけない希少品だが、アメリカではスーパーなどに当たり前にあって、クッキーなどのスイーツ作りに欠かせない材料。栄養価が高く、食感も良くなるんですよ」とご主人。
また生地だけではなく、生クリームも脂肪分や糖分を数%単位で調整し、ベストな状態を探したそうです。それでは早速、こだわりのパンケーキをいただきましょう。