巨大チャーシュー3枚がどんぶりを覆い尽くす! 驚愕の「メガ豚チャーシューメン」1256g

待つことほんの数分。出てきたのは分厚いベーコンのようなチャーシュー3枚が器に横たわっている、ど迫力のチャーシューメン。早速計測です。直径21cmの器に高さ約13cm。重さは1256g。チャーシューの1枚を測ると、幅21cm、奥行き6cm、厚さは1cm弱。丸いチャーシューが重なって盛り付けられているから麺が見えない、ってよくあるけれど、この形のチャーシューで麺がほとんど見えない&器から飛び出しているのはすごい。
「チャーシューは自家製の豚バラチャーシューです。だいたい1人前330gですね。バーナーで軽く炙っているので香ばしさも感じられますよ」と話すのは店長の鴨林さん。確かに縁がちょっとだけ黒くなっています。

「麺は中太のストレート麺、茹で前で170g。自家製麺で国産小麦を使用しています。うちは魚介を豪快に、贅沢に使ったスープが自慢。他にガラや乾物なども入れて作っていますね。メガ豚チャーシューメンの具は見ての通り、分厚い3枚のチャーシューと海苔、メンマ、炒めたタマネギ、長ネギになります」。
「メガ豚チャーシューメン」は、多い時で週20食出るとのこと。1週間に1.2kg超えを食べられる人が20人来るって、なかなかの大食いさん密集店だと思う。

「とにかく楽しんで食べてほしいね。苦しいって言ったら負けだから」と笑顔で話す店長。確かにデカ盛りは楽しく食べないと。実際注文する人も、満腹感を目指して? 頼む人がいるそうです。
ラーメンのデカ盛りのお約束、それは麺優先で食べ進めること! なので、まるで麺を守るかのようにかぶさっている、チャーシューの蓋? をずらし、麺が顔を出したところで食べすすめていきます。

食べ始めると、魚介、特にブシ系の香りと旨みがガツっとくる! ビジュアルはものすごく肉なのに、食べると魚介。さすが魚介を豪快に使っていると言っていただけあります。そしてチャーシューは程よい噛みごたえ、そしてバーナーで炙ったから香ばしさも。麺を2~3口啜ったらチャーシューにかぶりつく、のペースで勢いをつけて食べすすめます。
そして嬉しい誤算。麺が中盤になってもさほど伸びない。コシが感じられる。そしてスープはおそらくチャーシューの油が染み出して、ほんのり甘みが感じられる。時間経過の味変です。序盤のすっきりガツっと魚介から、遠くに豚の脂由来、あと麺の小麦からのとろみなどもあり、中盤以降はどこかまろやかなおいしさに。チャーシューがたっぷりだからこその味わいです。

ちなみに店の一番人気メニューは「『スペシャルら~麺』(990円)か『スペシャルつけ麺』(990円)ですね。要はトッピング全乗せです」。確か券売機でも一番目立つ場所にあった気がする。なるほど!
トッピングはほうれん草120円やチャーシュー4枚240円、味玉100円などがあり、麺は大盛+100円、特盛+180円。なので、チャーシューをさらに増量、などのカスタマイズも楽しめます。
1杯1400円ってスペシャル感があるけれど、このボリュームなら納得。お腹に余裕があれば、ご飯+100円を追加して、スープに浸して食べたかった~! 濃厚魚介スープ&チャーシューの油が滲み出たスープにゴハン、絶対合う! 次回はつけ麺か油そばを食べに、近いうちに食べに来たいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)