ラーメンどんぶりで登場! 「焼肉丼(生玉子付き)+ゴハン大盛り」1093g!

待つこと数分、目の前にやってきたのは、ラーメンどんぶりに盛られた「焼肉丼」! さっそく計測です。直径21cmのどんぶりに高さ約11cm、重さは1093g(器の重さを除く)。お味噌汁、お新香、生卵も合わせるとトータル約1.3kg。おそらくだけれど、ゴハン大盛りにしなくてもトータルで1kg超えたかも? このボリュームで800円は、かなり魅力的。
早速一口! ニンニク醤油ダレが効いたタレに豚肉がしっかり絡んで、まさにゴハンの進む美味しさ。時々やってくるキクラゲのコリプリやピーマンのシャキシャキもいい感じです。わしわし、ガツガツ、思わず掻っ込んで食べてしまいます。

「豚肉は肩の部分、赤身とバラがくっついているところを使っていますね。野菜はタマネギ、ニンジン、ピーマン、キクラゲ。自家製の醤油ベースのタレで味付けをしています」と話すのは店主の稲葉庄一さん。お店は1969(昭和44)年創業、お父さんから継いで2代目になります。
そして盛りがいいのは先代から。「父の時代からこのボリュームですね。父は、外食で量が少ないのが嫌だったんですよ」。つまり、このお店では“標準”のボリューム、しかし他のお店と比べるとボリュームたっぷり、ということのようです。某牛丼チェーン店の場合並盛で340g前後、特盛で490g前後とすると、特盛2杯分以上がこの店の大盛り。で、某牛丼チェーン店の豚丼の特盛は745円だから、値段的にもかなりお得。

食べながら周囲を見渡すと、作業服姿の男性2人組が定食を食べる姿や、おそらく夜間の仕事を終えた男性が、ビールとポテトサラダを頼んでのんびり新聞を読んでいるなど、男性のお客さん率が高い。そして、運ばれている「オムライス」や「チャーハン」がでかいっ! 「オムライス」、目測ですがおそらく1kg弱? 700~800gはあると思う。そして注文した人はあっさり完食してる。もし食べ残したら?「残す人は、持ち帰りパックで持って帰ってもらっています」と店主。食が細い人は、前もってタッパー持参で行くのがいいのかも。
ちなみに、「焼肉丼」の大盛りはあまりでないとのこと。「普通盛りで十分なので」。と店主。「チャーハン」や「オムライス」を見た後では納得です。でも、もし胃袋の容量が大きめの人はゴハン大盛りで頼んで欲しい! 具の割合が多めなのと味しっかりめなので、ゴハンが進む進む。大盛りでちょうどいいバランスだと思います。

近くにはICUにルーテル学院大、東京神学大などキリスト教系大学が3つあり、学校がある日は学生さんももちろんよく訪れているとのこと。おそらく、地元腹ペコ学生さんたちにずっと愛され続けているお店なんだろうなぁ。10代だったら餃子6個380円も追加して頼みたかった!
メニューは全て1000円以下、そして味とボリュームに大満足の『中華料理 末広』。次回は一番人気のタンメンを餃子セットにするか、それとも気になる「オムライス」にするか。たとえ駅から遠くても、常連になりたい、食べにくる価値あり! のお店でした。
(取材・文◎いしざわりかこ)