具10種でオールスター感がすごい!「DX台湾まぜそば(大盛)」(1370円)約1kg

待つこと数分、目の前にやってきたのは茶色、緑、黄色の具がいっぱい盛られたゴージャス感溢れる一杯。早速計測です。直径20cmの器、海苔の一番高いところで14cm、器の高さは7.5cm。重さは923g(器の重さを除く)。
「DXで入っているのは、自家製台湾ミンチ、海苔、九条ネギ、ニラ、自家製味玉、チャーシュー豚バラ、サバ粉、ニンニク、卵黄ですね」。と話すのは店長の西田さん。10種もあって確かにデラックス!

「麺は太麺ストレート、タレは醤油ベースで鶏油も入っています」と店長。DXの大盛りは多い日で20~30食出る、結構人気があるメニューとのこと。約1kgレベルのまぜそばを20~30人が1日で食べていくってことですよね。さすが大食いの街、秋葉原。
綺麗な盛り付けだけれど、まぜそばの宿命、一気に全部を混ぜていきます。下からタレが出てきて、それまで緑や黄色、白が華やかだった丼の中が褐色に。そしてサバ粉やニンニクの香りが広がってきます。一気に食欲が湧いてきた!

全体によく混ざったところで一口! すごいパンチ力。ニンニクが最初にブワッときて、そこから台湾ミンチ肉の辛味、ピリッと感がやってきます。タレがしっかり絡んだ太麺は、モチモチのブリッブリ。旨みの塊だ~!
「混ぜれば混ぜるほど美味しくなるからね」と店長。実は麺の茹で時間は日によって調整。ベストの味を作り出せるよう工夫しているとのこと。硬めに茹で上げると混ざり方がイマイチになるとのことなので、麺の茹で加減はおまかせにするのが良さそうです。

「これよりも麺をもっと、という場合、裏メニューで麺増量+100gもありますよ。でもね、シメの「追い飯」があるから、その分余力を残しておいてほしいですね」。実は、追加料金なしで、シメの「追い飯」がもらえます。麺を食べ切り、タレと具を程よく残したところでカウンターの中のスタッフにお願いすると、2~3口分のゴハンを投入。追い飯分を足したらちょうど1kgになる計算になります。
ということで、丼に残ったタレやネギなどを白いゴハンで一気に絡めてラスト! 麺とは違うゴハンとのコラボ。これが美味しくない訳ないっ! 台湾ミンチ肉、最後までいい仕事します。名古屋の人達がハマるのにも納得です。

ちなみにDXは男女共に人気のメニュー、女性は麺少なめで頼む人が多いとのこと。そして大食いの人は、DX大盛りに超コッテリの丼、「背アブラめし」(320円 ※期間限定で250円)を追加する人もいるそう。追い飯だけじゃ足りない人は、「ねぎめし」(330円)や「トロ肉丼」(490円)など丼ものと一緒に味わうのもアリです。
そして、トッピングの「コッテリ」(150円)は、厳選した上質の背脂を醤油だれで味付けしたもの。「キミチャー」とは、チャーシューをカットして、さらに麺に絡みやすくしたものとのことでした。もしかして、名古屋人なら知ってて当たり前? 他のお店にもあるの? 台湾まぜそばのルールと味の違いを楽しみに、いつか名古屋に遠征せねば! と思えるほど、どハマりする美味しさのまぜそばでした。
(取材・文◎いしざわりかこ)