山盛りのご飯に大きなカツ!“追いカレー”までついてきたカツカレーセットはトータル約2.3kg

目の前にやってきたのは、こんもり山状態のライスにたっぷりかけられたカレー、そして大きめのカツ。さらにソースポットに入ったカレー。まさかの追いカレー付きだったとは! 大盛りという名にふさわしい高さ、ボリュームです。
早速計測。カツカレーは一番高いところで約10cm、ジャスト1600g。お代わり分の追いルーは163g、味噌汁が214g、サラダが101g、福神漬けが21g(全て器の重さを除く)。トータル2299g。ほぼ2.3kg! 1kg台なら一般的な胃袋の人でもいけそうだけれど、2kg超えはさすがにやばい。
どーんと乗っているカツは、約22×10cm。器からこぼれ落ちそうな大きさです。ルーに浸ってないってことは、そのまま味わってもソースかけても良しってことですね。6切れもあるってことで、単純にカツ&ライスでも、カレーがけでも楽しめるのは高ポイントです。

「カレーはポークカレー。ニンジンやタマネギは、ミキサーにかけているのでほぼ形はないですね。むさし麦豚のロースは大体200g前後、ライスは、今は茨城のコシヒカリを使っています。味は中辛ですよ」と川島さん。そして、料理と一緒にやってきた、粉のボトル、これは?「これは辛い粉。味変用ですね。もうちょっと辛いのがいい、という場合はかけてください」。なるほど。このボリュームだと、確かに味変が欲しくなるかも。
早速一口! 中辛って言っていたけれど、そんなに辛くない。正統派日本のカレーで、とろみもしっかり効いています。そしてむさし麦豚のカツ。これが、ザクッとジュワッと。脂身のところまで甘くて美味しい! 肉の旨みがしっかり感じられます。

普段なら、途中でルーがなくなることを考えて、序盤はルーを控えめにするけれど、今回は追いルーがあるので、安心して攻めていきます。おそらくだけれど、この辛さなら小学校高学年ぐらいでもいける気がする。カレーライス、時々カツ、口直しにサラダとお味噌汁、などバランスよく食べすすめていきます。
ゴハンの山がほぼ半分になったところで、器の中のカレーがほぼなくなったので、ソースボートのルーを投入! この辺りで腹7~8分目。果たして完食できるのか、ちょっと心配になってきた。後半に入ってから辛い粉をかけたところ、辛さがアップするのではなく、香りが一気にアップする感じ。単調になってきたところにいいアクセントです。

そもそも、デカ盛りカツカレーが生まれたきっかけは?「僕自身、いっぱい食べるのが好きなんですよ。で、常連さんからのリクエストで大盛りにしたんですが、もっと、もっとって挑戦してくるお客さんもいて。気がついたらこのボリュームになっていましたね」とニッコリ。川島さん自体がいっぱい食べる人だからこそ、大喰いの気持ちがわかるってことなんですね。
おそらく、多くの大喰いさんを見てきたであろう川島さんに、完食する為のアドバイスを聞くと一言「水は飲まない!」。一口でもお水を飲んじゃうと、スピードダウン、または止まって食べきれなくなるとのこと。完食する人は、水を飲まず、さっさと食べていくそうです。なるほど~。「体育会系の人も、見た目普通の人も食べていくよ~。頼むとびっくりするけどね。

「うちはいろんなメニューがあるから色々なものを食べてもらいたいですね。残さなければシェアしていいんだから」と川島さん。確かに、チャレンジメニューではないから、時間制限もペナルティもない。1人1品頼めば、シェア可能ってことですね。「これからの季節は牡蠣フライなど牡蠣料理も食べて欲しいね。うちの牡蠣は3Lサイズだから、大きくて食べ応えもあるよ」。3Lサイズなら、フライにしてもちっちゃくならない。うわ~魅力的。
ということで、次回は3~4人で来て、牡蠣料理に「わがまま丼」も頼みたい! 12月最後の日曜には、大宮市場内で朝市を開催するので、年末年始の買い出しついでに食べにくるのも良さそう。または夜の営業時間に来て、お酒を飲みつつ、いろんな料理も楽しむのもいいかなぁ。川越エリアに来た時は、また食べにくること、決定です!
(撮影◎小嶋裕 取材・文◎いしざわりかこ)