重量約2.3kg!? 川越市の卸売市場にある『花いち』でデカ盛りカツカレーを実食!

山盛りのご飯に大きなカツ!“追いカレー”までついてきたカツカレーセットはトータル約2.3kg

「カツカレー」1430円+大盛り200円で1630円。サラダ、味噌汁、追いルー、福神漬けのセット
「カツカレー」1430円+大盛り200円で1630円。サラダ、味噌汁、追いルー、福神漬けのセット

 目の前にやってきたのは、こんもり山状態のライスにたっぷりかけられたカレー、そして大きめのカツ。さらにソースポットに入ったカレー。まさかの追いカレー付きだったとは! 大盛りという名にふさわしい高さ、ボリュームです。

 早速計測。カツカレーは一番高いところで約10cm、ジャスト1600g。お代わり分の追いルーは163g、味噌汁が214g、サラダが101g、福神漬けが21g(全て器の重さを除く)。トータル2299g。ほぼ2.3kg! 1kg台なら一般的な胃袋の人でもいけそうだけれど、2kg超えはさすがにやばい。

 どーんと乗っているカツは、約22×10cm。器からこぼれ落ちそうな大きさです。ルーに浸ってないってことは、そのまま味わってもソースかけても良しってことですね。6切れもあるってことで、単純にカツ&ライスでも、カレーがけでも楽しめるのは高ポイントです。

皿の大きさは横幅29cm、奥行き22cm。A4サイズ用紙の、一回り大きいぐらい。で高さが10cm。すごい!
皿の大きさは横幅29cm、奥行き22cm。A4サイズ用紙の、一回り大きいぐらい。で高さが10cm。すごい!

「カレーはポークカレー。ニンジンやタマネギは、ミキサーにかけているのでほぼ形はないですね。むさし麦豚のロースは大体200g前後、ライスは、今は茨城のコシヒカリを使っています。味は中辛ですよ」と川島さん。そして、料理と一緒にやってきた、粉のボトル、これは?「これは辛い粉。味変用ですね。もうちょっと辛いのがいい、という場合はかけてください」。なるほど。このボリュームだと、確かに味変が欲しくなるかも。

 早速一口! 中辛って言っていたけれど、そんなに辛くない。正統派日本のカレーで、とろみもしっかり効いています。そしてむさし麦豚のカツ。これが、ザクッとジュワッと。脂身のところまで甘くて美味しい! 肉の旨みがしっかり感じられます。

ゴハン&カツで高さ約10cm。ルーは器ギリギリの量で盛られている。これだけで1.6kg
ゴハン&カツで高さ約10cm。ルーは器ギリギリの量で盛られている。これだけで1.6kg

 普段なら、途中でルーがなくなることを考えて、序盤はルーを控えめにするけれど、今回は追いルーがあるので、安心して攻めていきます。おそらくだけれど、この辛さなら小学校高学年ぐらいでもいける気がする。カレーライス、時々カツ、口直しにサラダとお味噌汁、などバランスよく食べすすめていきます。

 ゴハンの山がほぼ半分になったところで、器の中のカレーがほぼなくなったので、ソースボートのルーを投入! この辺りで腹7~8分目。果たして完食できるのか、ちょっと心配になってきた。後半に入ってから辛い粉をかけたところ、辛さがアップするのではなく、香りが一気にアップする感じ。単調になってきたところにいいアクセントです。

むさし麦豚のカツ。衣はザクっと、中ムッチリ。市場の中のお店で、この肉売っていたら買って帰りたい~!
むさし麦豚のカツ。衣はザクっと、中ムッチリ。市場の中のお店で、この肉売っていたら買って帰りたい~!

 そもそも、デカ盛りカツカレーが生まれたきっかけは?「僕自身、いっぱい食べるのが好きなんですよ。で、常連さんからのリクエストで大盛りにしたんですが、もっと、もっとって挑戦してくるお客さんもいて。気がついたらこのボリュームになっていましたね」とニッコリ。川島さん自体がいっぱい食べる人だからこそ、大喰いの気持ちがわかるってことなんですね。

 おそらく、多くの大喰いさんを見てきたであろう川島さんに、完食する為のアドバイスを聞くと一言「水は飲まない!」。一口でもお水を飲んじゃうと、スピードダウン、または止まって食べきれなくなるとのこと。完食する人は、水を飲まず、さっさと食べていくそうです。なるほど~。「体育会系の人も、見た目普通の人も食べていくよ~。頼むとびっくりするけどね。

「3月ぐらいまでは牡蠣がおすすめ。うちの牡蠣は大ぶりで食べ応えがあるよ~」(代表の川島大和さん)
「3月ぐらいまでは牡蠣がおすすめ。うちの牡蠣は大ぶりで食べ応えがあるよ~」(代表の川島大和さん)

「うちはいろんなメニューがあるから色々なものを食べてもらいたいですね。残さなければシェアしていいんだから」と川島さん。確かに、チャレンジメニューではないから、時間制限もペナルティもない。1人1品頼めば、シェア可能ってことですね。「これからの季節は牡蠣フライなど牡蠣料理も食べて欲しいね。うちの牡蠣は3Lサイズだから、大きくて食べ応えもあるよ」。3Lサイズなら、フライにしてもちっちゃくならない。うわ~魅力的。

 ということで、次回は3~4人で来て、牡蠣料理に「わがまま丼」も頼みたい! 12月最後の日曜には、大宮市場内で朝市を開催するので、年末年始の買い出しついでに食べにくるのも良さそう。または夜の営業時間に来て、お酒を飲みつつ、いろんな料理も楽しむのもいいかなぁ。川越エリアに来た時は、また食べにくること、決定です!

(撮影◎小嶋裕 取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

花いち外観

店名:花いち

住:埼玉県川越市大字大袋650 川越総合卸売市場内
TEL:049-240-2217
営:9:00~14:00(L.O.13:45)、17:00~21:00(L.O.20:30)
休:水曜(2021年12/29.30は6:00~14:00、12/31は10:00~14:00、2022年1/1~5は休み、2022年1/6は9:00~14:00)