気になるパコリタンの味わいは?

さっそくサービスランチの「パコリタン」を注文します。すると、店員さんが「11時45分までにご注文いただいた方には目玉焼きのサービスがありますが、いかがしますか?」と教えてくれました。
もちろん「お願いします」と即答。これで、スペシャルな「エッグパコリタン」になるわけです。なにか宇宙人のような名前になってきましたが、想像するだけでボリューム満点そう!

待つことしばし。ボーイさんがワゴンに載せて料理を運んできます。多くのお客さんがハンバーグを選んでいて、フロア中にハンバーグソースのジューシーな香りが漂っていますが、筆者の目の前に登場したのは、もちろん「エッグパコリタン」。美しい!
が、しかし「あれ?」。想像していたより、ずいぶんと小ぶり。大盛りにすれば良かったのかな……と一瞬、後悔していたら、続けてボーイさんが、ホカホカのライスと味噌汁碗をテーブルに置いたのです。

そう、この「パコリタン」は、定食スタイルなのです。味噌汁碗の蓋を開ければ、具沢山の豚汁です。ニクイですね~。熱々の鉄板の上にナポリタン、その上にパーコー&美しい目玉焼き。さらにツヤツヤのご飯と豚汁。かなりボリューミーです。

ナポリタンを食べてみると、モチモチの麺で、優しいトマトの甘みが絡んでいます。特に、鉄板に触れた部分はお焦げができていて、パリッと旨い。

肝心のパーコーは、衣に生姜の味がしっかりと効いており、柔らかくジューシーです。さすが肉のプロたる万世。当然のように美味しいです。

目玉焼きの卵黄を崩してパスタに絡めてみたり、パーコーをご飯の上にのせて食べてみたり。ごはんも美味しいし、豚汁も美味しいし、ボリュームだけでなく味も満点!

というわけで、何から何まで美味しい「パコリタン」ランチでした。これが970円なんて、絶対オトクです。

やっぱり老舗『肉の万世』は素晴らしかった、と大満足。ぜひ、皆さんも「パコリタン」ランチを食べに行ってみてください。ただし、11時45分までに行って「エッグパコリタン」にするのが、絶対オススメですよ。
(撮影・文◎土原亜子)