1.4kgのメガ盛りつけ麺! 茅場町『つけ麺隅田』の「新川盛り」を食べてきた

1.4kgのメガ盛りつけ麺! 茅場町『つけ麺隅田』の「新川盛り」を食べてきた
食楽web

 麺のツルツル感が好きとか、猫舌とか。様々な理由で存在するラーメン(あったかいスープ)よりつけ麺派。寒い季節に、熱々のスープで味わうラーメンは素敵だけれど、麺が伸びにくくてずっとツルツルもちもち、濃厚なツケ汁とのコラボを楽しんだあと、割りスープで最後の一滴まで大満足できる、つけ麺ってやっぱり偉大!

 ということで、今回訪れたのは、つけ麺派が心ゆくまで麺の旨みを堪能できるという『つけ麺隅田』。隅田川・永代橋のたもと近くにあり、門前仲町、八丁堀、茅場町の各駅からも徒歩圏内、地元ビジネスマンやOLの皆さんに愛されているつけ麺専門店です。

なんと特盛だけで5段階。アニマル柄のボタンは、もしや、野生にかえって喰いまくれって意味!?
なんと特盛だけで5段階。アニマル柄のボタンは、もしや、野生にかえって喰いまくれって意味!?

 店に入り、まずは券売機をチェック。しょうゆつけ麺、辛味つけ麺、ごまつけ麺、みそつけ麺など通常盛りのメニューが並ぶ中、一番右端の列に発見。特盛(700g)+100円、特々盛り(1000g)+200円、新川盛り(1300g)+300円、永代盛り(1600g)+400円、隅田盛り(2000g)+500円、の5段階の大盛りボタン!

 この重さは茹で上がりの麺の重さ。プラスつけ汁で、食べたい量を考える、ということですね。

 今回は、普通の胃袋の人でも頑張ればなんとか食べきれるであろうと思われる、新川盛り(1300g)+300円に決定。一般的なつけ麺のお店の普通の麺の量って200~220gなので、5~6倍。これは食べ応えがありそうです。

 ちなみに、並220g、中330g、大440gは料金一緒。これはありがたい。近くのサラリーマンさんやOLさんに人気なのもわかります。

「しょうゆつけ麺」850円+新川盛り(1300g)+300円。スマホがとっても小さく見える~
「しょうゆつけ麺」850円+新川盛り(1300g)+300円。スマホがとっても小さく見える~

 待つこと数分、大きな四角い皿に盛られた新川盛りの麺としょうゆのつけ汁が登場。おお~。存在感ある。さすが街の名前を冠した特盛。威風堂々とした雰囲気も感じます。

 ゆでたて、しめたての麺はツヤッツヤピカピカ。山が輝いてる~! 速攻食べたい誘惑を抑えて、まずは計測。約31cm四方のお皿に、麺の山は約13cm。重さは1452g(器の重さを除く)。公式1300gを100gも超えたサービスたっぷりの量です。

 つけ汁の方は直径18cm、高さ8cmの器で、重さは514g(器の重さを除く)。ということは、麺つけ汁で1966g。これにシメの割スープを足せば、余裕の2kg超え! ということで、『つけ麺隅田』の新川盛りは、麺1.3kg・実はトータル2kg超え。ということですね。これ、麺2kgの隅田盛りにしていたら、トータル3kg超えていたのかも!?

仕上げの鶏油がキラキラ輝くつけ汁。ネギもたっぷり
仕上げの鶏油がキラキラ輝くつけ汁。ネギもたっぷり

「スープは魚介と鳥のダブルスープ、醤油ダレで、仕上げに鶏油を入れています。麺は中太のストレート、具は海苔、ネギ、メンマ、チャーシューですよ」と店主の田村さん。ちなみに新川盛りは多い時で月に2杯ほど注文が。特々盛だと月30杯ほど注文が入り、中にはこれしか食べない、というお客さんもいるそうです。

 そもそも、なぜここまで大盛りが拡大の一途を辿るようになったんですか?「この辺りはビジネス街でもあるんですが、ガテン系、体を使う仕事のお客さんも多いんですよ。お客さんのリクエストで、段階的に増えていった感じですね」とのこと。腹ペコの皆さんのリクエストに答えて、並⇒中⇒大⇒特盛⇒特々盛り⇒新川⇒永代⇒隅田と8段階かぁ。

麺は中太ストレート。赤く見える粒々は一味。でも辛さはほとんど感じない
麺は中太ストレート。赤く見える粒々は一味。でも辛さはほとんど感じない

 早速一口。茹でたての麺はシコシコ、ツルツル。最初に一味の華やかさ、あとからつけ汁のほのかな甘みが口の中に広がってきます。全体的にどこかホッとする優しい味わいです。

 つけ麺だから、麺が伸びる心配なく、マイペースに食べ続けます。まぁ、多少後半は麺がくっつく、ということもありますが。でもつけ汁に浸せば問題なし。

 卓上には刻みタマネギ、魚粉、酢、ブラックペッパーが置いてあり、味変も可能。せっかくなので、刻みタマネギを足すと、タマネギの辛味が鼻からフッと抜けていく爽やかさが。もちろん、スープ割りのポットもあるので、締めはスープ割り、ですが、1452gの麺を食べた後のつけ汁は割る必要があるほど濃くないので、そのまま飲んで完食です。

店主の田村さん「3月は坦々麺、夏はジャージャー麺など季節のメニューも楽しんで」
店主の田村さん「3月は坦々麺、夏はジャージャー麺など季節のメニューも楽しんで」

 大盛りや特盛などは時間制限やペナルティなし。営業時間中いつでも注文できますが、麺がなくなり次第店じまいなので、遅い時間に行くと麺がない、という場合も。早めに行くのがオススメです。

 そして、新川盛り、永代盛り、隅田盛りを完食した人には、次回使えるトッピングのチケットをプレゼント。新川なら1つ、永代なら2つ、隅田なら3つトッピングのサービス券がもらえます。

 ちなみに、いわゆる汁そば、「しょうゆラーメン」や「塩ラーメン」各800円などもあります。取材日は寒い日だったせいか、お客さんの中にはラーメンを食べるOLさんもいました。

 店を出てすぐの場所が新川公園(隅田川テラス)。たっぷり食べた分、腹ごなし? カロリー消費のウォーキングがしたくなるかも!? 永代橋もよくCMやドラマ、映画で見かけるロケの名所。ということで、隅田川&運河エリア散策の途中で、つけ麺を食べに来るのもおすすめですよ。

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

つけ麺隅田 外観

店名:つけ麺隅田

住:東京都中央区新川1-31-4 Amiwaビル1F
TEL:03-5540-9711
営:11:00~16:00、17:00~21:00 ※麺売り切れ次第終了、夜営業は不定。詳しくは店内の表示を確認のこと。2020年3月は水曜夜休み
休:日曜、祝日不定