ささみの燻製はトリキでワインを飲むときの鉄板メニュー

トリキといえば「メガハイボール」などのハイボールを頼む人が多いと思いますが、最近はワインにもこだわっているそうです。ワインはリニューアルした「トリキブラン(白)」と「トリキルージュ(赤)」の2種類があり、いずれもカップ酒のような容器に入っています。この容器なら酸化を気にしなくていいですし、旅先のお土産で買うワインみたいでユニークですね。
トリキブランは塩、トリキルージュはタレの焼き鳥に合うそうで、チーズ系の料理は両方のワインに合うのだとか。筆者も2種類のワインを飲んでみましたが、いずれもすっきりした飲み心地で、食事に合わせやすそう。1杯298円でこの味なら、デイリーワインとしては十分。酵母選びからこだわり、低温発酵を採用した独自ブレンドで仕上げるなど、鳥貴族の本気が感じられます。

そんなトリキワインに合わせたいのが、11月~12月末の限定メニュー「炙りささみ燻製」です。「トリキで燻製ねぇ……」と半信半疑だった筆者ですが、食べてみて前言撤回。しっかりと燻製の香りがするだけでなく、パサつかずしっとりした仕上がりに驚かされました。これはワインをがぶ飲みしてしまいそう!
ありそうでなかった「とりメンチカツ」が期間限定で登場

燻製と同じく、11月~12月末までの期間限定で「とりメンチカツ」がメニューに仲間入りしています。鶏肉を使ったメンチカツなんてなかなか聞きませんよね。
とりメンチカツの下にはプルプルの温泉卵とポテトサラダが。とりメンチカツに温泉卵を絡めながら食べてみたところ、牛肉のメンチカツよりも食感がぎゅっとしていて、旨みが詰まっている感じがします。

同じ鶏肉を揚げた料理でも、唐揚げやチキン南蛮とはまったく異なります。牛肉のメンチカツよりもあっさり食べられるので、揚げ物に弱くなりつつある三十路としてはありがたいかもしれません。
飲んだ〆に食べたくなる「とり白湯めん」

筆者がトリキの〆に頼むのが「とり白湯めん」。一時期、メニューから消えていたのですが、最近スープをリニューアルして復活したそうです。

普段、飲んだ締めにラーメンを食べるタイプではないのですが、鳥貴族のとり白湯めんは控えめなボリューム感がちょうどよく、それでいてスープに溶け込んだ鶏の旨みをしっかり感じられるのがたまりません。これを食べると「今日も大満足だな」と思います。
「貴族焼」の秘伝のタレを再現したスナック菓子も登場

自宅でも鳥貴族の味を楽しみたい──そんなときは、「鳥貴族監修 肉厚チップス 貴族焼たれ味」をお試しあれ。看板メニューである「貴族焼」の肉の旨みを肉厚チップスで再現したスナック菓子で、鳥貴族秘伝のタレの特徴である甘辛ダレを忠実に再現しているんです。
厚みのあるギザギザの生地にびっしりと濃厚なパウダーが絡みつき、バリッとした歯ごたえはジャンクフード感満載。おやつとしてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです。

実際に鳥貴族の「もも貴族焼(たれ)」とスナック菓子を食べ比べてみたところ、香ばしさを感じる甘辛い貴族焼のタレの味にかなり近く、よりスパイシーさを感じます。この再現度の高さは、貴族焼が好きな人にも納得してもらえるはず。
鳥貴族はいまや全国に約650店舗を構える一大チェーン。行ったことがない人はもちろん、リピーターの人もぜひサイドメニューを楽しみ尽くしてください!
●SHOP INFO
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。