自然体で憩える町の居酒屋『Ketoku』(豪徳寺)

本日のお会計
写真右上から時計回りに
●梅味玉子、鯖の生ハム、新じゃが、バジルマヨネーズ…700円
●アニスシードの豚まん…400円
●イカの塩辛コブミカンの香り…400円
●比内地鶏骨付きもも肉、“だまこ鍋”仕立て…2600円
●「シュマン デ サラン」ドメーヌ・ジュリアン・メイエー…4000円
合計…8100円
※料理の価格はすべて2人前相当

多様化する東京フレンチの今を象徴しているのがまさにこちらのお店。メニューには塩辛、梅味、豚まん、だまこ鍋など、およそフレンチとは思えない文字がずらり。「僕はパテに、レモンサワーでも全然いいと思っています」と静かに語るのは店主の松岡悠さんです。
飲食店がやりたい。漠然とそう願っていた松岡さん。縁あって入った店がビストロで、だから、学んだのはフレンチの技法。でも、10年が経ち、独立を考えたとき頭に浮かんだのはプライベートで通っていた町の居酒屋でした。親父さんがひとりでやっていて常連が来ると「1本貰うよ」と勝手に冷蔵庫からビールを取り出すような…。

「居酒屋ってニュートラルだと思うんです。行きたいときに行けて、何を食べて何を飲んでもいい。そんな店が僕には相応しいです」
自然体を貫くフレンチ。店主も客もリベラルに楽しんでいるからこそ、この店で「始めは泡」とか、「前菜が魚ならメインは肉」などの理屈は不要なのです。
●SHOP INFO

店名:Ketoku(ケトク)
住:東京都世田谷区宮坂2-26-4 豪徳寺コーポラス1F
TEL:03-6413-7569
営:17:00~24:00(23:00LO)
休:日・祝