
荒川区役所の近くに衝撃的なチャーハンがあると聞き、都電に乗って向かったのは荒川2丁目にある『光栄軒』。いざ向かうと、お昼時は行列が当たり前、14時過ぎでも満席&店頭で1~2人が待つほどの人気店です。
順番を待って店内に入ってみると、カウンター席と小上がりのテーブル席がある、どこか懐かしい雰囲気。ご主人やスタッフの方々がテキパキと作業をしつつも、笑顔で「いらっしゃいませ~」の声がかかります。

早速特盛のチャーハンを注文し、待つ事数分。やってきたのはお皿からはみ出さんばかりに盛られた巨大サイズ!
実はこのチャーハン、卓上にあるメニューには書かれていない「裏メニュー」。通常の量のチャーハンが税抜き550円、大盛りが750円、そして裏メニューの特盛が950円で税込1,020円。知る人ぞ知るメガ盛りチャーハンです。
ご主人になぜメニューに載っていないのか聞くと「いやぁ、メニューになくても、最近はネットとかの口コミでみんな知っちゃうでしょ。だから結構頼む人が多いんだよ~」とのこと。

実質、口コミで広がったメガ盛りチャーハンだからなのか、店の前にはロード用バイクなど自転車で遠くから来る人も多い様子です。そもそも特盛が生まれたきっかけは?
「高校生の子が大盛りだと足りないってね、もう少し食べたいって言われて、それで作り始めたんだよね。だから今でも裏メニュー」。
なるほど。10代成長期、高校生の胃袋、恐るべしです。

約1.8kgのゴハンを鉄鍋で一気に煽ってチャーハンを作る主人。特盛はもちろんですが、大盛りも結構注文が入るうえ、野菜炒めなどほかの料理も休む事なく作っているので、ランチタイムはずっと鉄鍋をふるっています。
手首、傷めないですか? と聞いたところ「丈夫に産んでくれた親に感謝するよ~あはは~」と豪快に笑いつつも、実は鍋を持つ左手より、しょっちゅう動かしている右手が腱鞘炎になったことがあるとのこと。
「でもね、私が元々大喰いだから、大喰いの気持ちがわかるんですよ。だから、お腹いっぱい食べて欲しいんだよね」とご主人。大喰いの気持ちは大喰いだからこそわかる。作り手側の愛情を感じます。

早速食べてみると、油控えめ、薄味なので、すいすい食べられる! ほどよいチャーシューやネギの食感がアクセントとなって、気づいたらガンガンスピードアップしてしまうチャーハン、口に運ぶ手が止まりません。
ちなみに完食の秘訣を聞くと「スープつき、おかわり自由だけれど、あまり飲まないことだね」とのこと。水分でお米がお腹のなかで膨らまないよう、序盤はスープ控えめが良さそうです。

週末は10時から並ぶ人がいるほど人気の高いチャーハン。約40年、同じ場所で営み、メニューは30年来同じ。なかには2世代、3世代で通う常連客もいるとのこと。昔から変わらぬ味を今も作り続けています。
ネギ、ナルト、玉子、チャーシュー入り、誰しもが懐かしい気持ちになれるメガ盛りチャーハン。オムライスやチキンライスのメガ盛りがあるほか、麺料理も大盛り注文可能です。またフラッと食べに来たくなる、アットホームな雰囲気の中華料理店でした!
(取材・文◎石澤理香子)
●SHOP INFO

店名:光栄軒
住:東京都荒川区荒川2-4-3
TEL:03-3806-4924
営:11:00~15:00、17:00~22:00、土日祝日11:00~20:00(各LO)
休:月曜 ※12/31は昼のみ営業、2019年1月1日~3日は休み