釣り好き店主が提供する極上の魚料理を定食で味わう

釣りが趣味だという店主の原秀男さん。定休日の土日に大阪から和歌山まで約5時間かけて車を運転し、暗いうちから釣り場に向かいます。週末に最低でも10本は釣らないといけないため、プレッシャーを感じながら出かけるそう。

入り口の看板にはその週の釣りの成果が書かれており、新鮮な魚を使ったさまざまな定食が楽しめます。原さんのInstagramでも釣りの様子が投稿されているので、どんな魚が出るのかチェックしてから行くのも良いでしょう。
満足度200%!「ブリのドキドキセット」

今週はブリが2匹釣れたとのこと。せっかくなので、テレビで紹介されていた「ブリのドキドキセット」を頼んでみました。
お茶を飲みながらゆっくり待っていると、「遅くなってごめんなさいね〜」と店員さん。少ない人数で広いお店を切り盛りしているので、提供には少し時間がかかります。
大きなお盆にブリのカルパッチョ、お造り、天ぷら、あら炊きなどが所狭しと並んでいて、ボリュームにびっくり。これで990円は太っ腹すぎます……。
まずは、ブリそのものの味を堪能できるお刺身からいただいてみましょう。

かなり厚めに切られていて、釣りたてならではのコリコリ食感。”寒ブリ”というぐらいだから冬がおいしいイメージでしたが、この時期のブリもあっさりしていてまた違った良さがあります。
次に気に入ったのが、揚げたての天ぷら。
![シンプルに塩をつけていただきます [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/09/20240907-kimuraya07.jpg)
天ぷらというと、キスやハタハタといった白身魚しか食べたことがなく、ブリを使ったものは初めてです。カラッと揚がった衣に包まれた、しっとりと濃厚な味わいのブリ。こんな楽しみ方があったのか! と衝撃を受ける味でした。
さっぱりとしたソースがかかったカルパッチョに、甘辛く炊いたご飯が進むあら炊き。いろいろな調理法のブリを堪能できるので飽きません。儲けはあるのかと、こちらが心配になってしまうほどの豪華さでした。
調査結果
うどん屋なのに、なぜか魚料理が人気のうどん割烹『三代目木村屋』。「安くてお腹いっぱい食べれるように」との思いから、メニューの値段をできるだけ1000円以下に抑えているそうです。次は100年作り続けているうどんも食べに行こう。一度行くと通い続けたくなる名店でした。
(撮影・文◎安達春香)
●SHOP INFO
うどん・割烹 三代目木村屋
TEL:06-6262-2125
住:大阪府大阪市北久宝寺町2-1-2
営:11:00~14:00、17:00~22:00(※夜の営業は予約のみ)
休:土日祝
https://www.instagram.com/sandaimekimuraya/