東京で沖縄そばを食べるならココに行け!都内で味わえる美味しい「沖縄そば」の店3選

新宿の沖縄そば有名店『やんばる総本店』(新宿)

2023年11月にリニューアルオープンした『沖縄料理 やんばる総本店』
2023年11月にリニューアルオープンした『沖縄料理 やんばる総本店』

 まずは、都内でも有名な新宿の沖縄料理店からご紹介します。新宿アルタの裏にある『沖縄料理 やんばる総本店』です。

 この『やんばる』というお店、新宿で30年ほど前から営業しており、『沖縄そば やんばる新宿本店』と『沖縄食堂 やんばる二号店』という2つのお店がありました。しかし昨年(2023年)11月、この2つのお店が合体し、『沖縄料理 やんばる総本店』という名前で1つの店になって生まれ変わりました。

 まず、この店が入っているビルがとっても使い勝手がいい。1Fは沖縄そばや定食をサクッと食べられる券売機スタイルで、カウンターのみ(23席)となっています。2Fと3Fは泡盛などのお酒を楽しみながら沖縄料理をつまめる居酒屋スタイル(各62席)。一人でも大人数でも、またどんなシーンでも使えるので、知っておくと便利ですよ。

『やんばる』の沖縄そばのメニュー
『やんばる』の沖縄そばのメニュー

 さて、『やんばる』の沖縄そばメニューですが、専門店だけあって種類はかなり豊富です。筆者のイチオシはここの「ソーキそば」。ここの「ソーキ」は格別に美味しい。

「ソーキ」とは、豚のあばら肉(リブ)を醤油やみりん、砂糖などで甘辛く煮込んだもの。特に、リブといえば赤身とサシ、そして軟骨、髄までついている部分で、ただでさえ肉の旨みが濃い部位です。そして『やんばる』の「ソーキ」は、軟骨や髄まで、プルンと柔らかく、骨以外丸ごと食べられるのが特徴です。

沖縄そばの麺は、ラーメンともうどんともちょっと違う素朴な味わい
沖縄そばの麺は、ラーメンともうどんともちょっと違う素朴な味わい

 ソーキは大きくて麺を埋め尽くすようにドーンとのっています。見るからに肉々しい。濃い醤油と甘み。口の中でホロホロと崩れ、噛むほどに旨みが広がります。そして、肉の軟骨や髄まで柔らかくてプルンプルン。まさに理想のソーキ。

「ソーキそば」990円
「ソーキそば」990円

 また、もちろん沖縄そばのつゆもイイ。お店によって個性は異なりますが、ここのはカツオブシの出汁をしっかり感じるあっさりタイプ。そして、そばは、小麦とかんすいだけで練って作った太めのストレート麺です。

プルプルとしていて柔らかいソーキ
プルプルとしていて柔らかいソーキ

 スープは、最初は薄口でおとなしく感じますが、食べているうちにソーキから染み出すコクがつゆに溶け出して旨味が倍増してきます。麺もちゃ〜んとコシがあって、噛むほどに素朴な小麦の旨みを感じます。

「ソーキそば」は、肉・スープ・麺という3つの要素で構成されており、その1つ1つが重要で、かつバランスも非常に大事なわけですが、『やんばる』のそれは、そのバランスの優秀さという点で、文句のつけようのない一杯だと言えます。

●SHOP INFO

店名:沖縄料理 やんばる総本店

住:東京都新宿区新宿3-22-4モア新宿サンパークビル
TEL:03-3353-2028
営11:00-23:30(23:00LO)
休:無休