ホテルのレストランなのにコスパ最強な理由

『銀座ランプ亭』という名前だけ聞くと、なんだか老舗っぽく感じると思います。しかし実際には写真のようにガラス張りでピッカピカ。というのも、このお店、今年2024年5月30日にオープンしたばかり。しかも『ザ ロイヤルパークホテル銀座6丁目』の1Fにあるレストランなんです。

ホテル利用のお客さんがダイニングとして利用することもあって、店内はとにかく広くてオシャレ。とくに日中は大きなガラス窓から自然光がたっぷり入り、銀座というより、ちょっとしたリゾートにいるような気分。
そんな贅沢な空間でいただけるランチは、松阪牛100%の土鍋ハンバーグや牛タンシチュー、黒かつカレーなど贅沢なメニューばかり。なのに全メニュー1000〜1200円。銀座で洋食ランチといえば、2000円以上することも珍しくないので、かなりの破格値と言えると思います。

しかし、『銀座ランプ亭』のコスパの良さは、実は値段のリーズナブルさだけではないのです。実際に今回はランチで人気No.1という『土鍋ハンバーグ』(1200円)を食べてみましょう。

入店すると、メニューを選んで先にお会計を済ませるのがここのルール。そのあとフロアに入り、席に案内されます。この時、スタッフさんから「ご飯と生卵はおかわり自由です」というアナウンスが。銀座ランチ1200円というだけでお得な気分になっていたので、まさかそんなサービスまであるなんて、驚きます。

席について開放的な空間にリラックスしていると、ものの数分で「土鍋ハンバーグ」が登場しました。早い!
トレーにはスキレットにのった熱々ハンバーグ、そしてサラダ、ご飯、味噌汁。ふっくらした松阪牛100%のハンバーグの脇には美しい目玉焼きが鎮座。スキレットには濃厚なデミグラスソースがたっぷり入っていて、ニンジンやジャガイモ、ブロッコリーといった温野菜のほか、マカロニも見えます。

ハンバーグは決して大きくはありませんが、半分に割って食べてみると、ひき肉がよ〜く練られていて、なんともふんわり柔らかく繊細な食感。そして松阪牛の上品な味わいに、思わず舌が喜んでしまいます。また、デミグラスソースの濃厚なチョコレートやワインのような深い旨みが織り重なってきて、非常に贅沢な味なのです。「やっぱり銀座のハンバーグは一味も二味も違うな!」と感激。

ただし、ハンバーグがやや小さめなので、ガッツリ食べたい人はやや物足りなさを感じるかもしれません。実際、特に大食いでもない筆者でも、あっという間に完食して腹八分目といったところでした。.
しかし、ご安心ください。この濃厚なデミグラスソースさえあれば、ご飯を何杯でもおかわりできます。実際、他のお客さんを見ていると、女性のお客さんも普通にご飯をおかわりしています。筆者も、ハンバーグなきあと、ご飯を2杯おかわりして、贅沢なデミグラスソースかけ卵ご飯にして堪能しました。
まとめ

というわけで、銀座の穴場とも言える贅沢ランチでした。ニューオープンの『銀座ランプ亭』はとても静かでゆっくりできるので、ビジネスランチにも使えると思います。
(撮影・文◎土原亜子)