“ラーショ”ファンが愛してやまない至極の「ネギ味噌ラーメン」

“ラーショ”といえば、ラーメン好きの方はよくご存知だと思いますが、全国に300店舗以上点在するフランチャイズチェーン「ラーメンショップ」のこと。
ラーメンショップは1960年代頃に東京大田区で創業し、昭和のラーメンブームに乗って全国に広がっていったそう。どの店も基本的には豚骨醤油ラーメンを出していますが、お店ごとに少し味が違い、さらにフランチャイズの縛りが緩めで店ごとに自由に経営しているのが特徴。つまり同じラーショとはいえ、店によって個性が異なると言われています。

ここでは、ラーショ界の中でも特に美味しいと評判の『ラーメンショップ 牛久結束店』(茨城県牛久市)の「ネギ味噌チャーシューメン」をご紹介したいと思います。

登場した「ネギ味噌チャーシューメン」、丼の周りに背脂が飛び散りまくり、大量のネギとチャーシューが麺の上にこんもり。スープにも白い脂がたっぷり浮かんでいます。
この脂感の強いパンチ力が襲いかかってきそうですが、いざスープを飲んでみると、意外にも穏やかな味。とがった塩味もなく、実にまろやかです。脂のコクと甘みでとろりと口の中に広がって、じわりとした奥深い旨味が押し寄せます。

自家製麺のデフォルトは細めのストレート麺。オーダー時に太麺も選べます。これが背脂たっぷりのスープをしっかり絡め取り、スルスルッとなめらかなにすすり込むことができます。
トッピングのチャーシューは豚肩ロース。1cmほどの厚さがあり、程よい食感も残しつつ柔らかい。しかもあっさりしています。

とくに秀逸なのが、白髪ネギ。ネギ特有のシャキシャキ感があり、苦味もありながら、旨味・甘みがたっぷり。この白髪ネギは、ごま油と独自の粉末調味料(クマノテと呼ぶらしい)で味付けし、ボウルの中で手揉みして味を染み込ませているんだそう。背脂の多いこってりラーメンを全く飽きさせないのは、この“ネギ”力のおかげかもしれません。
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