デカくて旨い『伝説の若鶏唐揚』の若鶏唐揚は「衣」に美味しさの秘密があった!

『伝説の若鶏唐揚』の若鶏唐揚はレシピから伝説級だった
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フォトジェニックでコスパ最高のからあげ

 『伝説の若鶏唐揚 腹八分目』といえば、首都圏に十数店舗を構える人気の居酒屋さんですが、その店名の示す通り、カラアゲニストたちの間でも大人気。第4回からあげグランプリ・東日本しょうゆダレ部門で最高金賞を受賞した『海峡』の系列店で、海峡とまったく同じレシピのからあげをいただくことができます。今回は上野広小路店にお邪魔して「伝説の若鶏唐揚」(280円)をいただいてきました。

 こちらのからあげの特徴は、まず何と言ってもその大きさ。普通の骨なしからあげの数倍はあろうかというジャンボサイズです。平べったい形状で、かき揚げのようにも見えるからあげが3枚も出てきます。箸でつまむのも大変なほどですが、がんばって持ち上げ、さっそくガブリ!ファースト食感で一瞬フワッとした感覚があったのですが、すぐに「カリッ」に変わります。この不思議な食感、一体何なのか……?お店の人に聞いてみると、衣の作り方にその秘密が隠されていました。

 通常、からあげの味付けは肉のみに行い、衣には手を加えませんが、こちらはその逆。衣が門外不出の特製レシピで味付けされており、肉には味を付けていないのだとか。あの不思議食感の秘密はそこにあったのです。

 たしかに衣がおいしい。聞けば、このジャンボからあげを食べきれずに、衣だけを食べるお客さんもいるそうです。ニンニク、しょうがの風味豊かな衣は、これだけでお酒のおつまみになりそうなほど。あっさりとしていますが、しっかりと味が付いています。
 肉はモモを使用しており、柔らかくてジューシー。噛むと肉汁が口の中にじんわりと広がり、うま味も十分。味付け衣と一緒になって、さらにおいしい。

 そして一番のポイントは280円という安さでしょう。このサイズ、量、味でこの値段。腹八分目は全メニュー280円というコスパ最高の居酒屋さん。中でもこのからあげは群を抜いています。そしてこのルックス、間違いなく“インスタ映え”することでしょう。

●SHOP INFO

伝説の若鶏唐揚 腹八分目・上野広小路店

店名:伝説の若鶏唐揚 腹八分目・上野広小路店

住:東京都文京区湯島3-39-11ライワビル2F・3F
TEL:03-3836-1100
営:17:00~翌4:30
休:なし

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。