秘伝のタレで焼き上げる「P白」も最高

ちなみに『大松屋』の焼き鳥メニューは、カシラ以外に、レバー・ハツ・タン・P白の4種類(すべて1本180円)があります。カシラ以外のおすすめを訊いたら、「P白」というお答え。これは白モツの焼き鳥とのこと。そこで、P白も注文してみました。
P白のこだわりポイントを聞くと、「創業以来70年近く継ぎ足しながら使っている秘伝のタレ」と教えてくれました。コク深く甘めのタレにドはまりするファンは多く、1時間以上クルマを走らせて定期的に訪れる熱狂的なお客さんもいるんだそうです。
その「P白」もカシラと同じくネギマのスタイル。食べてみると、タレの旨さとホルモンの食感、そして脂が見事に絡み合い、とにかく絶品! ホルモン特有の臭みなど一切なし。スッと噛みきれて、優しい味わいです。
まとめ

東松山の豚のカシラに辛味噌を塗ったやきとりは、想像を超えて美味しいご当地グルメでした。
丁寧に下処理されたカシラとホルモンは素材の良さが際立ち、これまでに食べたことのない旨さ。店舗は焼き鳥酒場らしい風情たっぷりで、店主の女将さんが元気に気前よく接客をしてくれます。東松山に寄った際には、ぜひ訪れてその唯一無二の“やきとり”の味わいを確かめてみてください!
(取材・文◎中たんぺい)