焼き鳥なのになぜ豚肉? 日本三大焼き鳥の街・東松山に伝わる独特すぎる「やきとり」の秘密

焼き鳥なのになぜ豚肉? 東松山に伝わる独特すぎる「焼き鳥」が最高にウマい
食楽web

●焼き鳥と言いつつ提供するのは豚肉? 日本三大焼き鳥の街のひとつ、埼玉県東松山市の名店『焼き鳥 大松屋』で、東松山流の焼き鳥カルチャーの真髄に触れてきた。

 全国津々浦々、地域ごとに愛されるご当地グルメがありますが、埼玉県東松山市の名物といえば、何を差し置いても“やきとり”。なにしろ東松山市は日本三大焼き鳥の街として知られています(残り2つは北海道室蘭市、愛媛県今治市)。

 しかし! 実は東松山で食べられているのは、厳密には焼き鳥ではありません。何を言ってるんだ? とお思いかもしれませんが、事実そうなのです。

 東松山では豚肉のカシラ(コメカミから頬の部位)に、唐辛子やにんにくを効かせた味噌だれをたっぷり塗ったものが“やきとり”と呼ばれ、ローカルフードとして愛されているのです。このカシラのやきとり、なんと市内の約50店舗で提供するほど根付きまくっています。

 一体どんな味なのか非常に気になる! というわけで、今回は東松山やきとりの発祥のお店『大松屋』に行って取材してきたのでレポートしていきたいと思います。