『いただきコッコちゃん』の「塩ザンギ」

北海道のからあげ「ザンギ」といえば、大分県の中津からあげと並ぶ“二大ご当地からあげ”のひとつ。風変わりな名称の由来は、一節によると中国のからあげ「炸鶏(ザージー)」から来ていると言われています。
このザンギ、最近では首都圏でも食べられる店が増えていますが、最近、ザンギがものすごく美味しい焼鳥屋を発見。それが『北海道焼鳥 いただきコッコちゃん』。北海道の札幌市に本店を置き、東北や首都圏に15店舗(2023年2月現在)を展開する人気店です。

この『いただきコッコちゃん』には、ムネ肉を使った塩味のザンギがあります。一般的なザンギは醤油ベースの濃いめの味付けが多いので、これはかなり珍しいタイプと言えます。
「塩ザンギ」(5個・658円)は極薄ながら、モッチリ感のある香ばしい衣をまとっています。そして鶏肉はムネ肉とは思えない柔らかさとプリプリの弾力。噛むうちに、それが突然フワッとした食感に変化。まるで低反発まくらのような食感です。

あっさりめの塩味で、噛むほどに肉の旨みがにじみ出てきます。その旨みが舌にからみ付き、クセになりそうな舌感覚。じわっと肉汁があふれてくる肉汁もまた美味。これにちょっとレモンを垂らすと、味が引き締まってさらにウマい!

ちなみに、これ以外にもスタンダードな「鶏の唐揚げ」や「札幌カレー塩ザンギ」や「イカスミ塩ザンギ」、「紅生姜ザンギ」などもあります。ここまでいろんなバリエーションを楽しめるお店はなかなかありません。ザンギの新たな可能性に触れられるお店です。