日本酒イベント百花繚乱。今夏開催の日本酒イベント、どう選ぶ?

世界最大級の日本酒の大祭典「日本酒フェア2017」

 6月17日に開催された「日本酒フェア2017」は、日本のみならず、世界の日本酒ファンが集まる世界最大級の日本酒の大祭典。

日本酒イベント百花繚乱。今夏開催の日本酒イベント、どう選ぶ?

参加者は昨年を上回り、約6,600人。イベントは45都道府県の蔵元が地酒を持ち寄り、試飲・販売を行う「全国日本酒フェア」と、全国新酒鑑評会の入賞酒を網羅した「公開きき酒会」の二本立て。「公開きき酒会」「全国日本酒フェア」ともに2部構成。きき酒会には436点、日本酒フェアには約900銘柄が揃った。動員数もさることながら、銘柄数も驚異的。今年から「酒蔵淡彩スケッチコーナー」も新設。趣のある建物と自然の調和を醸し出している淡彩画91点を展示し、日本酒文化の魅力を深める企画も人気だった。

日本酒造組合中央会HP

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宮城の蔵元総出で振る舞う「宮城の純米酒 七夕の宴」【レポ】

 6月28日に開催された「宮城の純米酒 七夕の宴」は、宮城の蔵元23社が集結する、いわゆる県しばりのイベント。

日本酒イベント百花繚乱。今夏開催の日本酒イベント、どう選ぶ?

 県に特化した日本酒イベントは比較的多く、日本酒ファンの認知度は高いかもしれない。定員は300名。一日限りの1部構成。昨年は女性限定開催だったが、今年は限定解除となった。女性の日本酒ファンも増えた昨今、女性限定イベントが多くなった気もするのだが。

 さて、受付をすませると、会場入り口でウエルカム酒が振る舞われる。ここではワイングラス片手にまわるのが基本スタイル。

ウエルカムドリンクもよりどりみどり。ただし、ここで銘柄指定に迷っているとあっという間に行列をつくる原因となる。ここでのスターターはスマートに決めるべし。本番は蔵元の皆さんが待ち受ける本会場なのだ。
ウエルカムドリンクもよりどりみどり。ただし、ここで銘柄指定に迷っているとあっという間に行列をつくる原因となる。ここでのスターターはスマートに決めるべし。本番は蔵元の皆さんが待ち受ける本会場なのだ。

 一刻も早く本会場入りしたいところだが、マイグラスの目印と、抽選会の申し込みはお忘れなく。最後にお土産のチャンスもある。

受付コーナーで名前を書いたものがグラスマーカー代わりになる。イベントの最後に行われる抽選会の受付もここで済ませておく。
受付コーナーで名前を書いたものがグラスマーカー代わりになる。イベントの最後に行われる抽選会の受付もここで済ませておく。
いざ出陣! とばかりに開場を待つ武将のごとし。
いざ出陣! とばかりに開場を待つ武将のごとし。
日本酒イベント百花繚乱。今夏開催の日本酒イベント、どう選ぶ?

 いよいよ、本会場入り。縄のれんよろしく七夕飾りをくぐれば、そこには宮城の蔵元が大集合。ここから先は各自フリータイムでお楽しみいただく。

日本酒イベント百花繚乱。今夏開催の日本酒イベント、どう選ぶ?

 おなじみの銘柄もあれば、はじめましても当然ある。これは前述の「日本酒フェア」でも言えることだが、「あ、これ好きかも」に出会えたり、造り手のこだわりをじかに聞けたりするのもこうした蔵元参加&コミュニケーション型イベントのよさだ。

会場には仙台の七夕飾りの演出のほか、短冊コーナーもある。日本酒愛を一筆したためるもよし。
会場には仙台の七夕飾りの演出のほか、短冊コーナーもある。日本酒愛を一筆したためるもよし。

 料理は立食形式。ビュッフェ料理がメインだが、食いっぱぐれないようにチケット交換で参加者全員にいきわたる料理も用意。牛たんや白石温麺など宮城名物も登場。お酒に気を取られている人もしっかりご当地料理にありつけるのは嬉しい。

宮城県酒造協同組合HP

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