『びっくりドンキー』の味を自宅で再現できる「マヨネーズ」が超万能だった

『びっくりドンキー』の味を自宅で再現できる「マヨネーズ」が超万能だった
食楽web

 全国に展開するハンバーグレストラン『びっくりドンキー』。その原点は岩手県盛岡市にある13坪ばかりのハンバーガーとサラダの店「べる」。『びっくりドンキー』となってからは札幌の1号店にはじまり、全国へと店舗を広げていきました。

 北海道育ちの著者は、ファミリーレストランといえば『びっくりドンキー』でした。友人同士とは「ドンキー」と呼んで、よく学校帰りに寄り道したものです。どこか懐かしい味わいのハンバーグもさることながら、横に鎮座しているサラダがバツグンに美味しいのです。あのごまドレッシングのような風味のマヨネーズが、めちゃくちゃサラダに合う味なんですよね。

 最近知ったのですが、あのマヨネーズ。一部店舗で販売していることを聞きつけ、懐かしさのあまり早速、購入してきました。それがこちら。

 これであのサラダが無限に作れるの!? と少しびっくり。さらに原材料を見て、「え、ごま入ってない!」とかなり衝撃を受けました。ごま風味のようなのに、実際はごまは入っていないそうです。

 その代わり、醤油が入っていました。おそらく勘違いしたのは醤油のコクと香ばしさにあったようです。味わいはというと、一般的なマヨネーズよりも酸味が抑えめで、りんご由来のまろやかな酸味が特徴。菜種油を使ったマヨネーズタイプのドレシングなんですね。

 ということで、自宅にあるもので “びっくりドンキー”のハンバーグプレートを再現してみました。このトマトがちょこんと乗っているのがなんとも愛おしい…。マヨネーズをたっぷり絡めて、いただきましょう。

 そう、これです! マイルドでほんのり甘みがあり、醤油のコクと香ばしさが全体をまとめています。通常のマヨネーズなら、料理にかけるとマヨネーズ一色の味わいになりがちですが、『びっくりドンキー』のマヨネーズは素材の持ち味をいかしつつ、旨味をプラス。味も濃すぎず、たくさんかけて食べても素材を邪魔しません。

 このマヨネーズ、実はハンバーグにつけても相性バツグン! 肉汁の甘さと相まって、口の中はまったりとした幸福感に満たされました。気兼ねなくあのマヨネーズを使えるなんて、往年の『びっくりドンキー』ファンとしては夢のよう!

 サラダだけで楽しむのはもったいないので、翌日はパンにつけてトーストに。焼いたことによって、より香ばしさがアップし、とても美味しくいただけました。決してマヨラーではないのですが、不思議とこのマヨネーズはたっぷりかけて味わいたくなります。

 最後は子どもが夏休み中のランチによく作った「サラダそうめん」。ツナときゅうり、玉ねぎといった野菜をマヨネーズで和えたものをそうめんにかけるだけなのですが、このマヨネーズで作ったところ大正解! めんつゆの風味と共鳴して、一体感がでました。醤油が入っているので、和風な味付けにもばっちりハマりました。

 個人的には、ツナマヨひとつとっても、通常のマヨネーズよりも味が決まりやすいので、とても使いやすかったです。ソースのように使えるので、サラダ以外にも魚や肉にかけても美味しくいただけますよ。ぜひ、お試しあれ。

●DATA

びっくりドンキー

https://www.bikkuri-donkey.com/