今ファン急増中の大分生まれの甘ウマ醤油「カトレア醤油」とは? 色んな料理に使ってみた!

使えば料理が激変! いま巷で話題の大分生まれの甘ウマ醤油「カトレア醤油」とは?
食楽web

 醤油といえば、言わずとしれたニッポンの食卓に欠かせない調味料の筆頭格。地域ごとに味や特徴が違い、関東の人は塩気の強い醤油を好み、九州の人は甘い醤油を好むなど出身地によっても大きく好みが分かれます。日常的に気軽に使う調味料だからこそ、一口に“醤油”と言っても、エリアごとに意外と差が出るわけです。

 さて、醤油好き、かつ料理をする人にぜひとも食して欲しい九州発の醤油があります。口に入れるとすぐに感じる甘さはまさに九州の醤油といったところですが、そのコクと旨さは唯一無二のもの。これがあるだけで、いつもの料理の味が大きく変わるんです。

 それが、大分県別府市のフジヨシ醤油がつくる「カトレア醤油」。地元の美味しいものが集結している大分空港にも置かれており、県内はもとより全国各地に多くのコアなファンがいる醤油としても知られています。また最近では、著名人やSNSなどの影響もあって、その美味しさが他方面で話題となっており、知る人ぞ知る全国区の人気醤油となりつつあるのです。

1リットルで1000円。ちなみに150mlの小瓶は357円。パッケージの「カトレア」というレトロな文字が魅力的
1リットルで1000円。ちなみに150mlの小瓶は357円。パッケージの「カトレア」というレトロな文字が魅力的

「カトレア醤油」は、いわゆる“だし醤油”。本醸造醤油にカツオ、しいたけ、昆布の旨みを絶妙なバランスでブレンドしており、これが醤油の美味しさを引き立てると同時に強いコクを生んでいます。

 その味はといえば、口に入れた瞬間感じられる明確な甘みと、その後に来る強い旨みが特徴。甘みは九州南部の醤油と同等、もしくはそれ以上の甘さがありますが、味はボケることなくクリアに味覚に訴えかけてきます。また、

 そんなカトレア醤油が誕生したのは、昭和62年のこと。家庭でもプロの料理店と変わらない味を生み出すことができ、さらにかけ醤油としても楽しめる万能な醤油を作り出したいと、長期間に渡り研究室で分析を重ねて生み出されたそう。

全国各地のプロたちから愛用されている逸品
全国各地のプロたちから愛用されている逸品

 その美味しさは瞬く間に地元別府から大分県内に広まり、その噂を聞きつけた全国のプロの料理人たちが手に取り、ホテルや旅館での取り扱いも増えていくことに。

 ところで、醤油らしからぬカトレアという名前。不思議ですよね? 製品完成後に品質に見合う名前を付けたいと悩んでいたところ、初代社長が大切に育てたカトレア(洋ラン)とともににこやかな表情で写っていた遺品の写真から、この名前に決めたそうです。こうした歴史もなんだかアットホームで素敵ですよね。

 このカトレア醤油を使えば、料理をワンランク上の味に仕上げることができるのか? ということで、さまざまな料理とかけ醤油に使ってみることに。いつもの醤油をこれに置き換えるだけで、果たして本当に美味しくなるのか試してみました。