【ドイツ】世界中で愛される「シュトーレン」。カルディの一品はマニアが毎年チョイスするほど旨い!

シュトーレンなしにクリスマススイーツを語ることはできません。今では日本でも定番となり、「今年はどこのシュトーレンを予約しようかな」と考えるのが楽しみだったりしますよね。
甘いものに目がない筆者は、相当な種類のシュトーレンを食べてきましたが、最後は『カルディ』に落ち着きました。理由は「本場ドイツからの輸入品」と「お手頃価格なのに美味しい」の2つ。

生地にはレーズンやアーモンド、ドライアップルなどがたっぷり練り込まれています。外国のスイーツは激甘のイメージがありますが、日本で作られているシュトーレンと甘さレベルはほとんど変わりません。
ほんのり香るシナモンとラム酒の風味、フルーツの甘さにアーモンドの香ばしさ……幸せの味がします。
本来シュトーレンとはクリスマスまでに少しずつ切り分けて食べ、日に日に熟成されて美味しくなる味の変化を楽しむ伝統菓子ですが、筆者は「あまりの美味しさにいつも3日ほどで完食して後悔する」のが毎年の恒例。もちろん今年もすでに全部食べてしまい、もうひとつ買うか悩み中です。
【イタリア】どこか懐かしい「パネトーネ」

こちらはイタリアのミラノ発祥のクリスマス伝統菓子「パネトーネ」。バターや卵をたっぷり使った生地に「パネトーネ種」という天然酵母を練り込んだ発酵焼き菓子で、中にはドライフルーツなどが入っています。
イタリアではクリスマスの数週間前に各家庭のマンマが手作りし、友人や親戚に配る文化があるのだとか。

このパネトーネには、レーズンやオレンジピールが使われており、芳醇な風味を楽しめます。食感は子どもの頃によく食べていた菓子パンのような、軽いのに少しモサッとした口当たり。しっとりでもなく、ふかふかでもないこの食感が、昭和生まれにはなんだか懐かしくてクセになります。
【ヨーロッパ各国】国ごとの違いが面白い!「ジンジャーブレッド」
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/12/20221210-kaldisuite06.jpg)
ヨーロッパのクリスマスの定番「ジンジャーブレッド」は、イギリス発祥のクリスマススイーツと言われています(諸説あり)。
ジンジャーブレッドといえば、「メリー・ポピンズ」や人形型にアイシングで顔などを描いた「ジンジャーブレッドマン」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、ヨーロッパにはものすごい種類のジンジャーブレッドが存在します。
例えばこちら、ドイツの伝統的なクリスマス菓子「プフェッファーヌッセ」もジンジャーブレッド。

たっぷりスパイスが使われた厚めのクッキーをアイシングでコーティングしています。口に入れた瞬間に広がるクッキーの優しい甘さ、その後にピリッとくるスパイス、最後にホロホロとほどけるアイシングの甘さが全てを包み込んでくれる至福の焼き菓子。かなり甘いので、コーヒーならブラック、紅茶ならストレートがおすすめです。
また、ポーランドの伝統的なジンジャーブレッド「ピエルニキ」も外せません。

『カルディ』が輸入しているピエルニキは、伝統的なレシピを受け継ぐポーランドの老舗菓子メーカーのもので、まさに「本物の味」を楽しむことができます。
いくつかあったピエルニキの中から筆者が選んだのは、チョココーティングされたもの。シナモンやジンジャーの香りが豊かな甘いクッキーは、ずっしりしていて歯ごたえがあるものの、瞬く間に口の中で溶けていく不思議な食感です。濃厚なダークチョコレートが甘さを引き締めてくれる、ちょっと贅沢な大人のジンジャーブレッドでした。
調査結果
『カルディ』には、思わず手に取らずにはいられない、各国の魅力的すぎるクリスマス菓子が並んでいます。1年間でこの時期くらいは糖分やカロリーのことを忘れて、思いっきり「美味しいクリスマス」を楽しみませんか?
(撮影・文◎佐々木 舞)
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。