パン食は日本の食生活において、王道スタイルとなって久しい状況にあるといえますよね。にも関わらず、知らない人の方が圧倒的に多いと思われるのが、4月12日が「パンの記念日」ということ。今から38年前の昭和58年(1983年)に制定された記念日なのですが、今年も特に騒がれることなく普通に過ぎ去ってしまいました…。
そんな現状を少しでも変えようと立ち上がったのが、パンのおともに欠かすことができないメニューのひとつ「ピーナッツバター」を始めとする、米国産ピーナッツ及び加工品のさらなる普及を目指す業界団体『アメリカンピーナッツ協会』。今回はフルーツ販売の老舗店『新宿高野』の広報で、フルーツコーディネーターの肩書を持つ久保直子氏の協力の元、「ピーナッツバター・サンドイッチ」にぴったり合うフルーツの組み合わせ(レシピ)を公開しています。
食べる時間や体調など、そのときどきにおいて最適となるチョイスを知っておけば、パンメニューの幅が大きく広がるだけでなく、ピーナッツバターへの見方も大きく変わりそうですよ。
エネルギーチャージに「バナナ×ピーナッツバター」
糖質の中でも吸収が早いバナナとピーナッツバターの組み合わせは、その日最初の栄養補給となる朝食にピッタリの組み合わせ。体内に素早く栄養が摂り込まれるので、少量でも口にしておけばすぐにエンジン全開です。
免疫力アップに「キウイ×ピーナッツバター」
昨今のコロナ禍で注目度が飛躍的に上昇している「免疫力」。それを高める組み合わせとなるのがピーナッツバターとキウイです。免疫力アップに欠かせないビタミン群(特にCやE)、食物繊維などが豊富に含まれているキウイは、ジューシーさに加えて適度な酸味がもたらす清涼感も相まって、日増しに気温が上がるこれからの季節にも最適。ピーナッツバターとの相性の良さは、食べたときに「えっ!?」と驚いてしまうかもしれません。
消化を良くする「パイナップル×ピーナッツバター」
これまた意外な組み合わせとなるのがパイナップルとピーナッツバターです。パイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素(プロメライン)が消化を促進する他、胃腸の炎症を鎮めたり、腸内環境を改善するなど、身体の中でさまざまな作用を働きかけます。胃に負担をかけず食べられる上、カットパインを使うことで手間なしゴミなしとなるなど大変便利! パインのジューシーさが加わることで、ピーナッツバターを塗ったパンもするすると入っていきますよ。
独特の甘さや風味が前面に出てくることもあり、どちらかというと午後のおやつや小腹が空いたときのパン食で使うことが多いピーナッツバターですが、フルーツと組み合わせることで朝食でのパンメニューにマッチしたスプレッドに早変わり。紹介した以外にもベリー系の果実などピーナッツバターとよく合うフルーツが多数ありますので、この機会にいろいろと試して自分に合った最高の組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか。