今度は「お茶×アルコール」! 香り高い大人のティーカクテルを堪能

数多くのアレンジティーを生み出してきた春水堂ですが、この渋谷マークシティ店の目玉商品は、「お茶」と「アルコール」を掛け合わせた5種類のティーカクテルと2種類のノンアルコールドリンク。なかでも春水堂らしいのが、タピオカ鉄観音ミルクティーとコーヒーリキュール・カルーアを合わせた「タピオカカルーアミルクティー」(550円・税抜)。タピオカが沈んだ可愛らしい見た目はもちろん、茶葉の香ばしさやコーヒーの深みも楽しめるデザートカクテルです。
それ以外にも、ジャスミン茶とラム酒のベースに、ライムやミント、さとうきびを効かせた夏にぴったりな「ジャスミンモヒート」(550円)、芳醇な香りの紅茶とさっぱりした梅酒の「紅茶梅酒」(550円)もおすすめ。香ばしい鉄観音茶とスパークリングワインを合わせた「鉄観音スパークリング」(500円)や、さわやかなジャスミン茶とスパークリングワインを合わせた「ジャスミンスパークリング」(500円)も用意されています。

お酒が飲めない筆者は、ノンアルコールの「ヴァージンジャスミン」(500円)をいただきました。こちらはジャスミン茶とグレープフルーツジュースに、さとうきびシロップをブレンドしたドリンク。

いままで食事に甘いドリンクを合わせるのは抵抗があったのですが、これは別格。さとうきびシロップが甘すぎないのに加え、ジャスミン茶のほのかな苦味とグレープフルーツの酸味が食事と見事にマッチしています。口の中をさっぱりさせてくれるので、魯肉飯のような味の濃い料理にぴったり!
メニューは驚きの130種以上! 台湾の本格グルメを思う存分楽しめる

ドリンクだけでなく、台湾グルメをお腹いっぱい楽しめるのが渋谷マークシティ店の特徴。ここでは定番メニューの豆漿鶏湯麺や麻辣香菜担々麺のほかに、台湾の代表的な丼物「魯肉飯」や「鶏肉飯」(各600円)も味わえます。
さらに、スイーツとして有名な「豆花」も豆腐料理としてオンメニュー。それが「麻辣豆花」と「腐乳野菜豆花」(各600円)です。「麻辣豆花」はピリ辛の麻辣坦々肉味噌だれに、魯肉飯の角煮と春水堂お手製の豆花が入っているのが特徴。見た目は辛そうですが、豆乳がスープをマイルドにしてくれているのでスルッと飲めました。とろとろの豆花と八角や山椒の風味が効いたスープは相性バッチリです。

一方の「腐乳野菜豆花」はタケノコやインゲンを、豆腐で塩漬けして発酵させた「紅腐乳」で味つけしたスープ。コクのある優しい風味で、早くも夏バテ気味だった筆者でも安心して食べられました。とろっとした豆花と歯ごたえのいい具材の食感の違いも楽しめます。
また、デザートでおすすめなのが「バタークリームトースト」(450円)。ココナッツ風味の甘いバタークリームを塗った食パンをトーストしたスイーツで、食感はサクふわ。小腹が空いたときにペロッと食べられるメニューになっています。

ほかにも、台湾で人気のヘルシーな豆乳スイーツ「タピオカスイーツ豆花」や、モチモチの食感がやみつきになる「もちもち小豆パン」など、台湾の雰囲気を存分に楽しめるスイーツも充実しています。
これまではアレンジティーと点心がメインだった春水堂。この渋谷マークシティ店では、その広い店舗を生かしてディナーを含む本格的な食事を楽しむことが可能になりました。たくさんお皿が並んだテーブルをみんなで囲めるのは嬉しいポイントですね。タピオカミルクティーだけでなく、台湾グルメで心ゆくまで楽しみたい人は、ぜひ訪れてみてくださいね。
(取材・文◎山崎理香子)
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