PRESS BUTTER SAND は3つの食感のハーモーニーがたまらない!

PRESS BUTER SANDから発売されているのは、『Chocolate Festa -trio-』をテーマにしたバターサンド。最初に紹介するのは、ベトナムのチョコレートブランド「MAROU(マルゥ)」とコラボレーションした「ショコラバターサンド〈MAROU〉」です。
MAROUは、一つの産地のカカオのみを使用した「シングルオリジン」で作るチョコレートブランド。ショコラバターサンドにサンドされたタブレットチョコレートは、ベトナムで育てられたカムクワット(金柑)がほのかな酸味がアクセントになっていて大人の味わい。きび砂糖の優しい甘みとカカオのフルーティーな香りも感じられ、まさに奥行きを感じるスイーツです。

もうひとつの「ガナッシュサンド〈フランボワーズ〉」は、エクアドルのチョコレートブランド「Republica del Cacao(リパブリカ デル カカオ)」のホワイトチョコレートバターとバター、ラズベリーを使用したガナッシュを、クッキー生地にたっぷりサンドされています。

Republica del Cacaoはサステナブルなチョコレートブランドだそう。ホワイトチョコレートには、希少なエクアドル産アリバ種のカカオ豆を使用しており、花のような香りとナッツのような苦み、しっかりとしたミルク感が特長です。このチョコに甘酸っぱいラズベリーを合わせたフランボワーズガナッシュは、まさに華やかな味わい。

ラズベリーを使用したスイーツが本来はあまり好きではない筆者ですが、この酸味とミルクの甘みのバランスは絶妙で、思わず1人で3枚ともぺろりと食べそうになったほど。いずれのバターサンドも「酸味」が特徴で、タブレットチョコの「パキッ」、ガナッシュの「ねっとり」、チョコレートキャラメルの「とろり」の3つの食感が楽しめるのもポイントです。
ワンハンドで食べられる「Chocolaphli」の濃厚ガトーショコラ

チョコ好きにとって欠かせないのがガトーショコラ。ガトーショコラ専門店と謳う「Chocolaphli」のガトーショコラは、とにかく濃厚な味わいが魅力で、コロンビア産のチョコレート2種が使用されています。

そのまま食べても十分おいしいのですが、せっかくなので個包装で添えられた「カカオニブ」をかけていただきましょう。カカオニブは、カカオ豆をフレーク状に砕きローストしたもののことで、ガトーショコラの甘みのなかにカカオニブの苦味がいいアクセントになってくれるんです。

ガトーショコラを食べるうえで唯一の悩みといえば、包丁でカットしないといけないこと。そこで今回登場したのが、ガトーショコラをクッキーでサンドした「ガトーショコラサンド」です。

ガトーショコラには、コロンビアでカカオの栽培からこだわる鎌倉の「CHOCOLATE BANK」の70%ダークチョコレートを使用。いずれもココアクッキーでサンドされており、片手で手軽に食べられます。

個人的なおすすめは、ガトーショコラに細かく刻んだレーズンが練り込まれ、ラム酒で香りづけされた「ガトーショコラサンド ラムレーズン」です。ラムレーズンとビターチョコレートの相性が良く、夜にリラックスしながら食べたくなるようなスイーツです。

もちろん、ガトーショコラ本来の味わいを楽しめる「ガトーショコラサンド カカオ」と、ストロベリーフリーズドライとフランボワーズの2種のベリーの酸味がガトーショコラを引き立てる「ガトーショコラサンド ベリーズ」も要チェック。

今年のBAKEのバレンタイン限定商品はいずれもハズレなしのスイーツばかり。いろんなブランドのスイーツを気軽にまとめ買いできるのもECならではの楽しみです。
●著者プロフィール
今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。